これから伸びる業界の見極め【転職の応募前に好調業種がわかります】

こんな方の悩みに解決する記事を書いています

Aくん

自身の身を置いている業界が衰退産業と言われているけれども、いつまでも身を置いていても良いのだろうか。

Bさん

異業種への転身をしても活躍ができるのだろうか。あまり異業種には知見がないために、転職をしても受け入れられるのだろうか。

Bさん

今の職場では不満はほとんどないけれども、年々売り上げは低下していっているし、衰退産業と叫ばれている。

こんにちは、慎です。

転職の相談を受ける際に、どんな業界を志望すれば良いのかといった相談を受けることがあります。

結論、この質問に対しての答えは「今後成長をしていく業界」に尽きます。

なぜかというと業界は栄枯盛衰で、好調な時もあれば、衰退をする時もあります。

衰退をする時に入社をしたとしても給与の向上は見込めないばかりか、突然の失職ということになりかねません。

業界というのは転職を行う上で必ず考慮しておきたい部分です。

転職を行う上で、職種を気にされる方は多いのですが、業種を気にされる方が少ないです。

しかし本当に大事なのは業種と言っても良いでしょう。

何か新しいイノベーションが起きると、必ずといっても業態の衰退があります。

イノベーションによって生まれた新しい業界が覇権を握るようになり、既存のビジネスを行っている業界については、需要が段々となくなり衰退をしていきます。

このようにイノベーションにより経済が活性化していく側面で衰退をしていく業界もある、ということで、淘汰されていくのは自然なことなのです。

この記事を書いている人

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  • 人材業界経験17年目
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  • 現在は人材紹介に従事

転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。

今の業界に留まるべきか、離れるべきかの判断基準について解説をします。

衰退産業、成長産業について解説し、伸びゆく業界を知ることで、今後どの業界で勤務をすべきかを知ることができるようになります。

目次

衰退産業はなぜ、発生をするのか

あっきー

衰退産業というのは過去にいくつもあったと思うんだけど、具体的にどんな業界が衰退をしていったのかな?

そうだよね、じゃあ、イノベーションによって衰退産業と化してしまった業界を3つほど紹介をしていくね。

代替されたことによって衰退をしてしまった「カメラ産業」

従来では、インスタントカメラのような安価なカメラはあちこちで販売をされていました。

撮影枚数が決まっており、撮影が終わると写真現像屋にカメラごと持っていって写真を手渡しされるというものでしたが、今ではほとんど見かけません。

これはスマホなどに高機能カメラが搭載されたことやシェアをするクラウドサービスなどが成長をしていったことにより、逆に不便なものとなってしまい、今では需要がほとんどなくなりました。

借りたら返さなくてはならない不便が生じる「レンタルビデオショップ」

現在では高画質、高音質なストリーミング配信が一般的ですが、この業界は少し前までは多くのデータを転送できるインフラがありませんでした。

そもそもストリーミングに協賛をする映画会社が少なかったこともあり、主流ではありませんでした。

しかし昨今では代替をされ、過去にはかなりの店舗数があったレンタルビデオ店も今では少数になってしまいました。

このように光ケーブルなどの大容量ネット通信の整備と映画タイトルを配給する会社が増えたことにより、急激にレンタルビデオショップの需要が失われることになりました。

自動車の内燃機(エンジン)を作るメーカーが代替された「電気自動車」

電気自動車は、部品点数も少ないことや、エンジンほどの複雑な仕組みになっておらずモーターの需要やバッテリーの需要については高まっていくものの、内燃機のパーツを作るメーカーなどは苦境に追い込まれました。

これは環境問題への関心が高まったことや、より経済的なエネルギーを求めていった結果、電気ということになり、従来の車の機構を作る会社の多くが需要が低迷し、衰退業界となってしまいました。

これから伸びゆく業界は、この特徴を持っていること

あっきー

イノベーションや社会環境によって求められるものが変わるので衰退産業が生まれてしまうのは一定仕方がないことなんだね。

世の中の流れは非常に早いスピードで動いているので、ずばりこの業界と言えれば良いんだけど、また数年後には異なっている可能性があるから何とも言えないんだよね。

AIに代替をされにくい業界

今後、必ずと言っていいほど伸びていくものが「AI」の存在です。

下記の業種はAIなどの成長により、なくなっていくことが予測されている職種であり、ご覧の通り今では多くの人を必要としている職種でも、突然なくなってしまう可能性を秘めていたりします。

この職種の特徴としては「データなどの算出によって判断を促すことができる職種」「単純な仕組みの職種」であることは多く、いわゆる作業と言われていることに関してはAIによって代替をされる可能性が高くなります。

出典:雇用の未来

また、システムは驚くべきスピードで進化をしており、数年先にはガラッと世の中が変わる可能性があることも指摘されています。

下記の過去記事ではAIの進化に伴い、なくなる仕事について解説をしていますので、ご興味がありましたら、ぜひご覧くださいませ。

環境に関わる仕事

環境問題は、今では世界の関心事となっています。

企業は脱炭素の目標を掲げ、2050年までに排出量を削減することが義務付けられたりしていることで、排出量を抑える製品の開発や、排出量を抑える仕組みの開発といったことが求められており、新たな需要が創出される兆しがあります。

このように環境に関わる仕事というのは当面の間、多くの需要が期待されていて環境コンサルタントのような新たな職種も昨今では生まれてきているのが実情です。

新たな知識を築く必要はありますが、手に職を築くのであれば、ぜひともチャレンジをしてみたい業界のひとつと言えるでしょう。

運送に関わる仕事

運送といってもトラックなどの運搬方法ではなく、ドローンの開発や操縦に関わるような仕事となります。

昨今の購買の方法としては、ネットは欠かせない存在となってきていますが、この商品を運搬するにも、トラックによる運送業者の存在が必要となっています。

ただ、現在ではトラックドライバーのなり手が少なくなってきていることや、トラックの排気ガスの問題などにより、業界自体が変革を求められています。

そこで注目をされているのがドローンの存在です。荷物をドローンによって運び、電気で駆動をするということであれば、配送の問題も、環境の問題もクリアになるため、注目をされています。

医療・介護などの仕事

どんな経済環境になったとしても病気になる方は必ず存在をします。

また昨今では医療が発達をして長寿の傾向にあるため、高齢者介護などの需要もますます高まっています。

このように人の命に関わる業界というのは、どんな状況になったとしても必ず必要とされる業種であり、一生勤められる可能性が高いのもこの業界です。

ただ、昨今では医療現場に従事をする方も少なくなり、労働負荷は高くなっている傾向ゆえ、テクノロジーの開発も行っているものの、人間の生き死にに関わる重要な仕事は人の手で行わなくなり、なかなか全てをテクノロジーに代替をするのは難しいのが実情です。

IT業界などシステム開発の仕事

何をするにもITをベースにして成り立つ仕事が増えてきたため、当然ながらシステム開発という面においては需要はしばらくは消えないでしょう。

会社で使用する業務システムの構築であったり、新しい技術の開発であったり、システムを活用したサービス関連のWeb系の仕事であったり、今ではほとんどがシステムによって恩恵を受けている業界です。

その基盤を整備していくIT業界の需要はますます高まりを見せるはずです。

この業界に関してはしばらくは成長していくと予想されています。

ただ、その業界の中でもやるべき仕事は変化していくことが想定されているため、上記の業界に身を置いている方でも、今の仕事をずっと続けていくのは難しいと言えるでしょう。

残念ながら衰退をしていく業種について

あっきー

伸びていく業界は分かったんだけど、その反面無くなってしまうであろう業界についてもぜひ知っておきたいな。

そうだね、主に3つの業種が衰退をしていくのではと考えられてるよ。

昔のメディアといえばテレビだった。ただ、今はネット時代となり廃れた「放送業界」

従来は企業の広告といえば、テレビに放映をすれば多くの方が閲覧をして、多大な商品販売に繋がったり企業の認知が高まったりしていたため、メディアといえばテレビという時代がありました。

ただ、最近では消費者のニーズも細分化され、マスで広告を出したとしても、多くの人にリーチできなくなったこともあり、廃れていきました。

その反面、ネットなど特定の方のみに広告を出現させたり細かなカスタマイズができるネット広告においては需要が高まっています。

従来テレビCMに流通をしていた宣伝費も現在ではネット広告に分散をしていく企業も増えてきているため、テレビ不況が叫ばれる昨今となりました。

テクノロジーが発達し、膨大なデータの入手が楽になり金融業界は廃れた

今では投資情報においてもAIが行う時代になってきたことや、ネットでの売買ができるようなシステムが開発されたことにより、金融業界での窓口業務や、投資アドバイザリーなどにおいても需要は低迷しています。

テクノロジーが発達したことにより、消費者が多くの情報をいつでも手にすることができるようになり、投資判断をしうるための情報はすぐに手にすることができるため、金融の専門家の需要なくしても流通ができるようになりました。

ますますオートメーションかが進むことで、製造業の存在が薄れてきた

個人消費も大量生産、大量消費の時代ではなくなってきており、自分の価値観にあったものを必要な量だけ購入をするような志向になってきたことにより、多くの製品を作るという需要が少なくなりました。

そのため今では製造業では小ロットの生産を多品種作るよう求められており、それに対応ができる製造メーカーが生き残るという構図になりました。

また、製造業はますますオートメーション化が進み、人の手がなくても製品が完成できるようシステムで制御していくような流れとなっており、ますます人の登用は減少していくことが予測されています。

いかがでしたでしょうか。

業界の変遷は必ずどの業界でも起きうることです、世の中の変化に伴い、異業種を選択し職を変えるという方は多くなってきています。

自分の業界がいつまでも成長をし続けると思うのではなく、衰退をしてきても他業種で活躍ができるようなスキルを身につけていくことが、今後のキャリア形成では必要と言えるでしょう。


下記は当サイトのまとめ記事になっています。転職初心者が最短期間で実現する方法をイチから順番に解説をしています。ご覧いただくことで、いざ転職を考えた時に「無駄なく、効率的に、誰よりも可能性高く」行えるようになるので必見です。

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