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こんにちは、慎です。
転職活動を始めて、最初に行き詰まるのが「書類選考」のタイミングですよね。
もっと、職務経歴書や履歴書を上手く書ければ通過するのに、やり方がわからないという疑問を持ったことはありませんか?
結論、良い書類を書くことができれば、こんなことが実現するようになります。
- 書類選考率が高くなる(通常30%程度)
- 書類だけで人事担当者に「採用したい」と思わせることができる
- 書類に自身が簡潔にまとめられていると、面接がスムーズに進む
良いことばかり起こりますよね。
でも、転職をしようと考えると、みんな応募をすることばかりに着目をしてしまうので、最も大事な職務経歴書と履歴書の作成を疎かにしてしまっていることが多いです。
そして、結果的には書類が通らないという悩みを抱え、遠回りの転職活動をしている人が多いです。
だとしたら、書類の対策に多少の時間をかけてでも、しっかりとしたものを作って、その後の選考をスムーズに進めた方が圧倒的に「楽」だと思いませんか?
そこで、タイトルにもある「ほぼ内定を勝ち取れるチート級の書類の書き方」を伝授します。
この記事は下記のような方におすすめです!
- 書類選考段階で、ほぼ内定まで勝ち取れる職務経歴書を作りたい
- 他の候補者とは違った、人事に「おっ」と思わせる魅力的な書類を作りたい
- 転職活動を最短で進めたいと思っている
こんな方におすすめの記事をご用意しました。
この記事を書いている人
- 人材業界経験17年目
- 転職経験3社
- ブラック企業での勤務経験あり
- 2000名以上の転職相談
- 1000社以上の支援実績
- ド底辺から社長賞受賞まで経験
- 現在は人材紹介に従事
転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。
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書類は「書き方」でほぼ全てが決まると言っても良いほどの大事な書類
転職活動を始めると、大体の人が最初に行き詰まるのが「職務経歴書の作成」ですよね。
多くの人がこんな気持ちで書いています。
- 大した経験なんてないし、無難な書類を書いておこう…
- 書類がないと応募もできないので、早くまとめちゃおう…
- 書類選考なんでぶっちゃけ経歴だけわかれば良いんでしょ…
結論から残念なことを述べてしまいますが、この方々は転職活動期間1年以上コースです。
では、職務経歴書や履歴書で、まずは何を抑えるべきなのかを解説します。
募集要項欄の必須要件(Must要件)
例えば、下記のような募集要項があったとします。
まず、一番上に記載をされている部分(ここでは資格・経験・学歴不問〜の箇所)は「Must要件」といいます。
ここに書かれている条件に合致をしない場合には、書類選考上で不採用になる可能性が極めて高くなります。
全く募集要項に合致をしない場合には、応募をしても仕方ありません。諦めましょう。
多少なりとも、関連する仕事の経験を持っている人を前提として解説を進めます。
まず、自分は合致をしている人間ですということが分かりやすく記載をすることが重要です。
例えば、こんな人がいたとします。
- 法律的な業界で勤務はしたことがない(ただし、社内の法務部門の方とのやりとりは多数ある)
- 部門との調整をする業務に従事することが多かった(ただし、プロジェクトを牽引した経験はない)
業界未経験ではありながらも、法律関係の仕事を少しかじった程度の方です。
ダメな例だとこんな書き方です。
業界未経験ですが、コツコツと仕事をすることが多く、サポートをすることが得意です。
もはや、何がアピールポイントか、わかりません。
この書き方だと100%不採用になります。
逆に、このように書いてあったらどう思うでしょうか?
- 法務部門との調整業務を担う職務に就いており、法律的な見解などについての多少の知見を有しています。
- 部門同士の調整業務を行っており、お互いの利害関係を一致させながらサポートをすることが得意です。
これだと、業界経験はないものの馴染みのある業務経験を有していると思いませんか?
こう書かれていると、人事は「おっ」と思い、書類選考を通過させます。
募集要項の歓迎される要件(Better要件)
次に着目をしておきたいことは、「要件として備わっていたら歓迎しますよ」という項目です。
これを「Better要件」といいます。
Must要件を満たしていれば選考自体は進めますが、Better要件を満たしていたら「採りたい!」と普通思いませんか?
あれば良い条件だから書かなくて良いや…
そう思うのではなく、しっかりと歓迎要件を含めて記載をすることが必要なのです。
例えば、下記の書類があった場合には、あなただったらどう思いますか?
まずは、職務経歴書上の要件は満たしているものの、非常にシンプルなAのパターンです。
<パターンA>
- 年齢35歳
- 業界未経験
- 顧客との折衝経験
Must要件は満たしているので除外されることはありませんが、採用したいとは思いませんよね。
逆にもう一つのパターンです。
次は、Better要件に沿って記載のあるBのパターンです。
- 経験:業界、職種共に未経験
- 年齢:35歳
- 現場のお客様に対して目配りをし、先回りをして要望をヒアリングすることに評価
- 杓子定規な対応ではなく、どうやったらできるのかを見据えて対応
- 上司や同僚と連携をとりながら対応をし、結果的にお客様から高い評価を獲得
これ、言うまでもありませんが、パターンBが書類選考としては通過をしますよね。
このようにちょっとしたことでも、記載をしているかしていないかで大きく通過率が変わります。
まとめると下記のポイントを抑えて、記載をするようにしましょう。
- Must要件には完全に合致をしている求人を選ぶ
- Must要件に関係する業務経験を簡単でも良いので記載する
- Better要件に関しては必ず記載をする
- 具体的なエピソードを踏まえて状況がわかるように記載
このような点をまずは抑えて、職務経歴書を記載する必要があります。
次にあるのが、Must要件とBetter要件以外に企業が重要視する項目です。
残念なことに、ここについての言及もほぼされていない職務経歴書が目立ちます。
他に抑えるべきポイントについて、解説を進めていきたいと思います。
なんで書かないのかわからない、結構重要なアピール項目はここ
まず、前提ですが、人事にとって書類選考では下記を判断したいですよね。
- 自分の貴重な時間を使っても会ってみたい人間的な魅力があるか
- 自社の求める条件に合致している人物かどうか
- 自社の考え方に共感をしている人かどうか
こうですよね。
でも上記を判断するための情報を、書いていたりしますか?
例えばこんなことです。
- 企業のミッションビジョンに対しての候補者の考え
- 新しい仕事にマッチするであろう具体的な現職での経験内容
- 仕事をする上で何を大事にしているのかといった価値観や考え方
ここがしっかりと書かれている転職者だったら誰もが会いたいと思いますよね。
残念ながら書かれていない人が多いので「大勢応募をしてくる一人の候補者」としか見られていないのです。
ここで、よく疑問にもたれやすいことについても触れておきたいと思います。
人事は人を採るのが仕事なので、職務経歴書を全て読み込むべきでしょ。
こう思う人に対して人事の時間の過ごし方についてもお話をしますね。
人事担当者は、とにかく時間がない職種
とにかく時間を切り詰めて、タイトな一日を過ごされている方が人事職なのです。
上記のように、やること多数です。
僕が知っている人事は、下記のことをしています。
- 各部門と調整をした上で採用の人数、職種をヒアリング
- 採用方針を策定して、上長と計画についての議論
- 採用を実行するための手法(転職エージェントや媒体)を選定
- 各社に依頼をかけて、求人票の作成やスカウト文面の作成
- アクションをして候補者を集める
- 候補者とのやりとりをメール、電話を使いながら細かく対応
- 人事面談、人事面接の実施
- 二次面接を上長・候補者の間に立って調整
- 候補者フォロー
- 入社確定者の社会保険の手続き、労働局への申請
- 入社直後のフォローアップ
- 上司への採用計画の進捗報告
- 入社者のトラブル対応
こんなにあります。
さほど多くを採用しない企業だったらいいのですが、年間30名ちかくの採用をする企業だったら、とてもじゃないですが自分の時間も満足に得られるような状況ではありません。
こんな中、あなたの職務経歴書をみていくわけなので、全てを読み込むことなんてできません。
なので職務経歴書はこんな読み方をされています。
- 1名あたりの書類選考の確認は3分程度
- 書類選考を斜め読みをして、求める募集要件のキーワードが入っているかどうか
- 文章がまとまってない書類があったら、読み込むのが面倒なので不採用
- 誤字、脱字があったら、不採用(読み込みもしない)
残念ながら現実はこんな感じです。
だからこそ、後ほど解説をするポイントを抑え、効率的にPRをしていく必要があります。
そうしなければ書類選考はいつまでも通ることはなく、面接にたどり着くこともできなくなります。
なので、書類で大事な点をまとめると下記のようになります。
- 書類の一番目につきやすいところに、最もアピールしたいことを入れる
- なるべく箇条書きをして、読み込みやすいように整える
- 主観などの感情的な表現は避けて、事実だけを盛り込む
ここで「おっ!この人会いたいな」というワードが目につけばいいだけです。
ここまで話をすると、気になるのが書類選考ってどれだけ通過するものなの?ということではないでしょうか。
一般的な通過率を解説しますので、参考にしてみてください。
書類選考の通過率はどの程度のものか
書類選考は会社によっても異なりますが、概ね「30〜50%」の通過率が多いです。
これは募集に対して候補者が多い場合には通過率は30%程度になりますが、標準的な通過率の場合には50%程度になります。
10人候補者がいたら、半分は通過するのが普通です…
求人広告大手のマイナビ転職のアンケート結果を見ても、下記のように30%程度の応募率であることがわかります。
つまり、2〜3社書類を送っても、通過をしない方は書類上で何かしらの問題を抱えています。
30%〜50%も通過をさせていたら、企業も面接の対応が大変じゃない?
そう思われる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、書類選考はあくまで、最低限のふるいにかけるだけです。
ここであまりにも絞ってしまったら対象となる方も不採用にしてしまう可能性があるということを人事も理解しています。
そのため、過度に書類選考で絞らず「この方ぶっちゃけ書類上ではグレーなんだよな」という方も通過をさせます。
なので、書類選考で落ちてしまう方は「限りなく該当者ではない」と思われている方です。
書類選考を通過させるために行うことのまとめ
前項では、人事が時間がないため、わかりやすく募集要項に則ったスキルを保有しているかを書きましょうと伝えました。
ただ、まだまだ通過をするための大事なポイントは存在をします。
ここでは、書類を作成する上で必ず抑えておきたいポイントをご紹介します。下記のことを行えれば、格段に書類通過率が上がります。
- Must要件を満たしている求人かどうか
- Better要件に関しての具体的なエピソードが記載されているか
- 特に重要なキーワードなど太字で見られやすいように修飾できているか
- 誤字脱字などがないか
- 職務経歴書は2〜3ページでまとめられているか
- 特に自身がPRをしたい項目がわかりやすく端的にまとめられているか
え〜、こんなにポイントを抑えなきゃいけないの??
そう思われた方も多いのではないでしょうか。
しかし、これらのことを疎かにすると、こうなります。
- 書類選考上でグレー人材のレッテルを貼られたら、二次面接以降も引きずる
- 特徴を書類で伝えておかないと、面接でもざっくりとした質問しかしない
- そもそも、書類選考がNGばかりで面接にたどり着かない
一番最後の書類選考がNGとなることは、当たり前のことなので説明は割愛します。
書類選考上でグレーのレッテルを貼られると、当然ながら二次面接に進めるにしても、グレーという印象も含めて上長に報告をします。
そうなると上長も同様にグレー人材の面接ということで実施をすることで、不採用の色合いが濃くなります。
あの人、経歴的にはNGなんですけど、一応会っておいてもらえますか?
こんな感じの伝達をされれば、誰だって否定的に見ますよね。
そうすると二次面接以降の通過率もグッと下がりますよね。
最後に大事な点です。
特徴が不明確な人に的確な面接での質問を投げかけられますか?
無難な誰にでも使えそうな質問をしますよね?
そうしたら、あなたの深い特徴について触れられることもなく、面接が終わってしまうなんてことになりますよね。
そうすれば残念ながら不採用となってしまいます。
だからこそ、提出する書類には自分の特徴をしっかりと盛り込み、面接の話題を振っておく必要があるのです。
書類選考で通過をしない場合に見直したい箇所
まず、下記の項目です。
- Must要件を満たしている求人かどうか
- Better要件に関しての具体的なエピソードが記載されているか
ここは、前項でも記載をさせていただいたので、「人事が書類選考で見ているポイントは「ココ」」で確認ください。
そもそもMust要件を満たしていない求人に応募をしようとしていた場合には、チャレンジ的に応募をしてみるか、応募をしないという決断をするのか、精査をしてから行いましょう。
次に、こちらの内容です。
- 特に重要なキーワードなど太字で見られやすいように修飾できているか
- 誤字脱字などがないか
誤字脱字に関しては、何度も見直しましょう。
そのような形で防ぐしか方法はありませんが、そもそも漢字を誤って認識をしていたといった誤字に関しては防ぎようはありません。
そのため、「Enno日本語文章のタイポ・変換ミスチェック」というサービスは無料で利用できますが、入力をした文章に誤りがないかを確認してくれる優れものです。
私もダブルチェックの意味を込めて、このサービスを利用をして誤字脱字がない完璧な職務経歴書を仕上げています。
そして、重要なキーワードの修飾ということですが、下記のようなイメージです。
新規開拓営業として従事いたしました。一日100件近くの顧客電話を経て、【月間30社以上】の新規顧客との面談を実施し、年間契約90社(受注確率25%)という周囲と比較をしても高い業績を輩出。
<受賞歴>
2020年社長賞受賞(全社員300名中の1名選抜)
新規開拓の件数、受注確率が評価をされたことが理由
上記のように、太字で記載をすることや、【かっこ】などで特にPRをしたい項目を際立たせることが重要です。
この理由は「人事担当者は時間がない」の項目に記載がありますので読み飛ばした方は是非ご覧ください。
また、受賞歴など他者が認めたものは最も有効性が高いものだと人事担当者も捉えています。
その点を加味して、目立つ部分に受賞歴という形で記載をしておくと目に留まりやすくなります。
- 職務経歴書は2〜3ページでまとめられているか
- 特に自身がPRをしたい項目がわかりやすく端的にまとめられているか
最後に、この内容ですが、たくさんPRをしたい気持ちはわかりますが、人事担当者はとにかく斜め読みをして書類を拝見しています。
そのため、長く書いていても無意味です。極力言葉は減らして大切なことを伝えることが、とにかく書類上では求められます。
ダラダラと文章を書いていてまとまりがない書類は、ドキュメントのまとめる力がない人という見られ方をするのでマイナスです。
この部分は一度書き出しを行い、その上で、その会社にとって必要のない情報に関しては削除をしましょう。
短文でまとめたりなどの、その会社に適した書類に仕立てる必要があります。
書類選考を通過させるために行うこと
正直、ここまで話をしましたが、最後に残念なお知らせをしてしまいます。
おそらく、転職活動に慣れていない方が「上手に書類作成を行い、通過率の良い書類を作る」のは極めて難しいです。
何に詰まってしまうのかをお伝えすると、下記の項目となります。
- 自分の強みがわからず、何を書いて良いのかわからなくなる
- 文章として記載をすると長くなり、何を割愛して良いのかがわからなくなる
- 応募をする企業にとってPRすべき項目の整理ができないので、誤ったPR部分を書いてしまう
- 文章のまとめ方がうまくいかず、修飾ばかりをしてしまい、結果何をPRするのか不透明になった
- 自分の経歴を満たす求人を探す事が困難
ここに直面をするはずです。
そうなると、タイピングの手が止まり、何をして良いのかがわからなくなり、時間だけが過ぎていきます。
結果、応募を1件もすることができず、だんだんと転職活動が面倒になってしまうようになります。
悩む、という無駄な時間に費やすぐらいならば、ひとつでも魅力的な求人を探すために時間を使った方が圧倒的得です。
ただ、多くの方が「そりゃそうなんだけど、実際にどうしたらいいの?」という方法を知りたいのではないでしょうか。
そこで、転職に慣れていない方であれば、絶対に活用すべきなのが「人材紹介会社(転職エージェント)」です。
でも、人材紹介会社って、なんか敷居が高そうだし、即戦力の人が使うイメージがあるから自分なんかが活用していいの?
そう思われる方も多いのではないでしょうか。
ただ、結論「人材紹介会社」は絶対に使うべき、と言い切ります。その理由について下記にて解説をしていきます。
- 転職のプロが、ヒアリングを通じてあなたの強みを引き出します(強みの発見が簡単)
- 強みを活かせる求人を紹介してくれます(仕事探しがあっけないぐらい楽)
- 強みをしっかりと職務経歴書に記載をし、まとめてくれます(書類で悩むことがなくなります)
- 活動中にモチベーションが落ちそうな箇所に適切にサポートをしてくれます(諦めずに済みます)
- 転職に際しての悩みを解決してくれます(過去の事例をもとに的確に教えてくれます)
これだけのメリットがあります。
強みの引き出しだけでも数日かかり、書類でまとめるだけでも数週間かかるようなことです。
もし、人材紹介を頼ることができれば、数日で完成します。
悩む必要もなければ、無駄な時間を過ごすことすら要らなくなります。
ぶっちゃけ転職活動に時間を使うんだったら、早いところ良い会社を見つけて、そこでの活躍に時間を使った方が絶対に良いです。
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コメント内容は、丁寧に拝見させていただきます!