【ボーナスなしで辞める】絶対に損しない転職時期を選ぶコツを解説

こんな方の悩みを解決する記事を書いています

Nさん

感情的になって転職活動を始めたんだけど、内定をいただき決断を迫られるタイミングにちょうど賞与の時期がある。

Aくん

辞めるタイミングを完全に誤ってしまったので、賞与が1円も振り込まれない状況となってしまった。

Bさん

次の転職先が決まったんだけど、どんなタイミングで退職を申し出たら良いのか今一度確認をしたい。

こんにちは、慎です。

退職時に気になる点としては、賞与を受け取れる日の直前に辞めてしまうことが挙げられるのではないでしょうか。

賞与の支給要項をあまり確認をしなかったことによって、大損をして辞めてしまう方が一定いらっしゃいます。

ただ、転職先企業も待ってくれていることで、辞める企業に対しても賞与をいただいてからだと気が引けるという考えの方も多いのではないかと思いますが、その考えはとても勿体ないです。

賞与は自分が働いた結果、生み出された利益によって支払われるものなので、受け取ることが当然と考えたほうが良いです

ただ、転職の申し出の時期を間違えると、賞与が減らされるどころか一銭もいただけない可能性もあります。

そんな勿体無いことにならずに転職を実現するには果たしてどのような点に気をつけたら良いのでしょうか。

本記事では、賞与を満額いただき、転職もスムーズに行うために気をつけておきたいことについて解説をさせていただきます。

この記事を書いている人

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  • 人材業界経験17年目
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  • 現在は人材紹介に従事

転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。

本記事では、一銭も無駄にせず、そして次の転職先にも迷惑をかけずに行うための方法で「確認すべき項目」と「退職の申し出をするタイミング」と「気をつけるべきこと」を解説し、損を回避することができるようになります。

目次

賞与の支給に関わる項目を確認する

主に、会社の規定は「就業規則」にて定められています。

その中を見ると賞与の項目が記載をされているはずです。その条項を先ずは確認をするようにしましょう。

下記のように定められているケースが多いので注意深く見るようにしましょう。

賞与支給時に「在籍」をしている

賞与支給タイミングが仮に7月だったとして、そのタイミングまで在籍をしていないと、支給はされないと定めているケースが多くあります。

これは、気をつけておきたいのが「7月のいつ」まで在籍をしているかどうかを必ず確認をするようにしましょう。

通常7月1日まで在籍をしていれば良いのではと思いがちです。

7月末日までの在籍になっていたり、賞与支給日までに在籍をしていたりと様々な条件が定められているので正確に日にちまで確認しましょう。

この支給日に在籍をしている場合のみボーナスを支払うというのは支給日在籍要件と呼ばれています。

これは裁判所の判例でも有効と定められており、多くの企業に取り入れられています。

ただ、厄介なのは、就業規則に定められていないケースと、経営者の主観により支給要件が変わるケースになります。

前者に関しては定められていないため、確認のしようがありません。

しかし、場合によっては「退職を申し出た社員に関しては支給をしない」という方針を取り入れている会社もあるようです。

また、後者に関しては経営者の主観によって支給の有無が変わるために、退職を申し出た社員には賞与をカットするという場合も存在しています。

就業規則の定めがない場合や、経営者の主観によって左右をする可能性がある場合には、確実に賞与を受け取った上で、退職を申し出ましょう。

賞与算定期間について

賞与支給を受ける際には、一般的には算定期間があります。

仮に7月の賞与支給があるケースでは、直前の半年(1月〜6月)までの期間の業績や、貢献度、勤務態度など様々な条件をもとに算出されています。

仮に5月に退職を申し出て、7月の賞与支月に退職をしたいと考えているケースの場合、6月が引き継ぎ期間が想定をされ、その期間は引き継ぎ等々で業績などが反映されない可能性もあり、賞与の減額の可能性もあります。

あっきー

なるほどね、つまり賞与の算定期間に在籍をしていたとしても、支給日に在籍をしていなかったら支給されないのがほとんどなのね。

そうなんだよ。ただ、会社によってこの規定はまちまちで、就業規則の欄に明記されていることが多いので必ず確認をしておきたいところなんだ。

結局、いつ退職を申し出た方がよいのか

下記は、転職先企業に対して入社時期の調整が可能か不可能か、そして就業規則に賞与の記載があるか、ないかという点について4つの象限でパターン分けをさせていただきました。

自分がどのパターンにいるのかを鑑みて対応をしていくことで賞与をしっかりと受け取れるようになります。

就業規則記載あり就業規則記載なし
転職先企業の調整可能パターン1パターン2
転職先企業の調整不可パターン3パターン4

パターン1

就業規則に賞与の支給条件が記載をされているため、しっかりと条件を確認しておきましょう。

その上で、申し出を出るタイミングに関しては満額支給をされる期日に行いましょう。

また、転職先企業においてもあなたの希望をしっかりと述べ、入社のタイミングを調整しながら進めるようにしましょう。

このパターンの場合においては、あなたの都合の優先が可能です。

転職先には現職の引き継ぎ等々が少し時間を要するなどと伝えておいて一定の理解をいただいてください。

パターン2

確実に支給を受けてから申し出をしましょう。転職活動は行い、内定が出たとしても企業側に入社期日に関してはある程度待っていただきながら、支給を受けたタイミングで企業に申し出を行い、退職をします。

ただ、転職先企業にはいつに退職をするのか明確にしておき、何度も入社日を変更するなど調整を要するのは避けましょう。

就業規則に定めがないので、会社のさじ加減で支給可否に関してはコントロールされてしまう可能性があります。

必ず賞与を支給されたという確定要素を得てから、退職の申し出をしましょう。

パターン3

基本的には転職先企業の都合を優先しましょう。

退職日の申し出が数日程度の調整で行える場合においては、ある程度事情を転職先企業に伝えて微調整をするのは可能かもしません。

しかし、基本的には次の転職先で迷惑にならないよう賞与を諦めるという選択も考えておきましょう。

転職先企業の調整ができない以上、どうしようもない事情ではあるものの、賞与の支給要件を確認して数日待てば支給確定をされるようであれば、その数日を待ってから現職に申し出をしましょう。

パターン4

基本的には調整等々が難しいと思われるため、転職先の要望を最大限考慮をし、賞与等々は諦めるという選択が正しいと思います。

この場合においては支給をされたらラッキーという程度にとどめておく必要があると思います。

これは残念ながら諦めるパターンです。

こうならないためにも全体的なスケジュールを見定めながら転職活動を行うようにしたいところです。過去記事で全体のスケジュールの定め方を解説しています。

【ワンポイント】転職先企業は入社時期の相談を受けてくれるものなのか

これ、気になりますね。

ただ、特段の理由がなければ企業はあなたの都合を優先してくれるケースが多いです。

当然前職との人間関係が悪化した上で転職をしてきて欲しくないと人事も思いますし、転職先、現職が取引関係にあったりする場合もあります。

そのため、良好な関係を築くに越したことはないと、企業側も認識をしています。

そのため、適切な事情を話し、入社日の調整(1ヶ月〜2ヶ月程度)はある程度許容範囲内として認めてくれるケースが多いです。

あなたの要望があれば、しっかりと述べるようにしましょう。

賞与をもらって退職というのは若干気がひける

お気持ちは分かります。

しかし賞与というのは前項でも記載をした通り、あなたの業績や貢献があって会社が出た利益から還元をされているものになります。

そのため、辞める辞めないは置いといても、支給を受ける権利があなたにはあります。

転職直後は、新しい環境に慣れるために準備をしたりし、お金がかかります。

そのため可能であれば賞与の支給を受けて退職としたいところではあります。

ただ、より優先をしなくてはならないのは、転職先の企業にも、現職の企業にもしっかりとした誠意を持って対応をするのが適切です。

なので、目先の金額だけで全てを判断するのではなく、あくまでも良好な関係を築けるよう進めます。

その上で若干の調整等々で支給を受けられるのであれば調整をする。程度にとどめておいた方が良いです。

あっきー

これは本当にそう思う、企業は辞める人に賞与を支給したくないでしょうし、これをもらって退職をすることで、変に思われたくもないんだよね。

確かにそう思う気持ちもわかるけど、賞与は自らが生み出した利益の還元なので、当然受け取る権利はあるんだよ。

転職で優先をするのは、次の職場で活躍をすること。

現職での心残りを持って転職をすると後悔に変わります。

目先の利益を求めるだけでなく、全体としてどうあるべきなのかを考えて慎重に行動をしましょう。


下記は当サイトのまとめ記事になっています。転職初心者が最短期間で実現する方法をイチから順番に解説をしています。ご覧いただくことで、いざ転職を考えた時に「無駄なく、効率的に、誰よりも可能性高く」行えるようになるので必見です。

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