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こんにちは、慎です。
内定をいただいた直後に、この企業の内定を承諾すべきか判断に迷うという経験をしたことはありませんか。
ここでの決断が自分の人生にとって大きく影響をしてくるわけで、簡単に判断はできません。
内定受諾は何を軸に判断をしたらいいの?
現に、私に寄せられる相談の中に、この類の相談は極めて多いです。
また、内定をいただくタイミングで、こんな状況になっている人も多いはずです。
- 他の志望度の高い企業も選考途中だし….
- 承諾期日があって、考える時間が短い….
この中で決めるのは、結構難しいですよね。
他に志望度が高い企業がない場合には、その企業に「行く・行かない」を判断すれば良いのですが、他の企業の選考を控えている場合には、より悩む点は増えますよね。
だからといって「他の志望度が高い企業の選考を控えているので受諾を待って欲しい」とは言えませんよね…
そんな、一見すると八方塞がりな状況の中、自分は何を決め手にして、何を判断すべきかを知る必要がありますよね。
本記事では「内定をいただいたタイミングで何をすべきか」をお伝えさせていただき、あなたの疑問をまるっと解消します!
この記事は下記のような方におすすめです!
- 内定を得たものの、何を決め手にして決断をすればいいのかを知りたい人
- 内定タイミングで他企業の選考も控えていて、受諾をするか迷っている人
- 受諾をした後に、何をしておくべきなのかを知りたい人
主に「内定受諾を決める判断すべき項目」「内定直後に何をしておくと良いのか」を知ることができるような記事となっています。
最後までお読みいただくことで、自分の気持ちを「スッキリ」させることができます。
この記事を書いている人
- 人材業界経験17年目
- 転職経験3社
- ブラック企業での勤務経験あり
- 2000名以上の転職相談
- 1000社以上の支援実績
- ド底辺から社長賞受賞まで経験
- 現在は人材紹介に従事
転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。
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内定直後に抱えがちな、よくある「な・や・み」
内定を得ると、気になる点が多数出ますよね。
誰もが失敗をしたくないと思い、どうしても「マイナス面」の部分に着目しがちですよね。
主にこんな「気になる点」を抱えることが多いのではないでしょうか。
- この企業は安定しているだろうか….
- 職場の人間関係に馴染めるだろうか…
- この企業で成果をあげられるか….
- 他に、良い企業がないだろうか….
- 入社直後に教育をしてくれるか…
- やりがいを感じられりか…
- 今後のキャリアにつながるだろうか…
- 退職がしっかりとできるだろうか…
こんな悩みや不安を抱えることが多いのではないでしょうか。
ちょっと冷静になっていただき、この悩みに着目をしてください。
大きく下記の項目にまとめられることがわかりませんか?
- 退職時に抱えそうな不安
- 入社直後に抱えそうな不安
- 将来的に抱えそうな不安
このように「いま」「直後」「将来」といったように、大きく時間軸が異なりますよね。
時間軸が異なる不安を一緒くたに考えようとするため、悩みが複雑化します。
大事な点は、時間軸ごとに切り分けをして、それぞれで考えていくことが何よりも重要です。
こんなイメージです。
当然、真っ先に考えなくてはならないのが、退職時の不安ですよね。
その次に、入社直後、数年先の不安と続いていくわけです…
ただ、大事なのは「究極の目標」という先のゴールにしっかりと辿り着くことですよね。
その点を見据えた上で、考えなくてはならない不安なのかということを改めて考えましょう。
- 将来的に抱えそうな不安
そもそも「数年先のことなんて誰にもわからない」ことですし、考えに考えたとしても明確な答えが出てくるわけではありませんよね。
ただ、内定をいただいた会社が「しっかりとした考え方」があるか見ておく必要があります。
これはミッションやビジョンで判断できます。
ミッションやビジョンとは
会社には外部に対してのメッセージとして、ミッションやビジョンがあります。
例として「Yahooのミッション・ビジョン」をご紹介します。
これは、簡単に伝えると「将来的に変わることない会社の考え方」です。
それらを軸に社員が集まり、経営の意思決定がなされ、顧客にサービス提供がされています。
この考え方が「自分が共感が持てるものなのか」を整理しておくことが重要です。
まず大事なのが、ミッション・ビジョンを正しい・正しくないという見方をしないことです。
「好きになれるのか」「この会社の考えがあれば将来も切り拓けると思えるか」が重要です。
今一度大切なことなので、お伝えをします。
「将来のことは誰もが分かりませんし、約束をされたものではありません」
こうでしたよね。
ただ、未来を切り開ける考え方を持っているかどうかは「今」判断をすることができます。
もうひとつ別の観点で将来のことについてイメージできるようになる方法をお伝えします。
それは「企業の離職実態」についてです。下記をご覧ください。
企業の離職実態を知って、実情に触れてみる
離職者数は下記で確認することができます。
- 上場企業であれば、IRなどの会社が発表をしている資料の中
- クチコミサイトの投稿コメント
ここです、上場企業のIR資料(決算短信)などでは、人の離職は経営に影響をもたらす事項ゆえ、開示をしている企業が多いです。
そのため、離職率といった統計データを出していることがあります。
また、クチコミサイトは退職者が「生々しく実態を投稿」していることが多く、企業のありのままを知ることができます。
クチコミサイトについての記事をご紹介しておきますので、ご興味があれば、ご覧ください。
離職率に関しては大手企業で概ね「10%程度」までが許容範囲内でしょう。
これが、30〜40%など高水準の場合には、入れ替わりが早い会社なので、注意が必要です。
この点を鑑みて、将来的な不安を解消することをオススメします。
次に考えたいのはこれです。
結論、入社直後にならないとわからないことってたくさんありますよね。
- 入社直後に抱えそうな不安
例えば、こんなことです。
- 上司の性格や特徴
- 同じ部署で働く同僚の価値観
- 職場の雰囲気
どれも形に見えないものなので、実際にその中に入ってみて初めて体感できるものですよね。
そのため、考えても解決策らしいものが出てくるわけがありません。
- 退職時に抱えそうな不安
これも、同様です。
上司に伝えてみて、初めて「感触」がわかるわけですよね。
事前に対策を考えたとしても無数に存在をするので、それらを網羅して上司に退職を告げるなんてことは不可能です。
でも、内定承諾をする際には、どうしても不安を抱えちゃうよ…
そんな気持ちになることは十分理解できます。
ただ、私が結論としてお伝えをしたいことは….
将来的に抱えそうな不安について考えるのではなく、具体的に何をすべきなのか「究極の目標」と照らし合わせた時に、自分が選ぶものを考える。
この内容です。
例を挙げて解説をしますが、下記です。
<自分が掲げる「究極の目標」>
3年で年収1000万円を手にして、家庭を経済面から安定をさせること
このような目標を抱えたとしたら、考えるべきことは下記になりますよね….
<「究極の目標」を実現するためにするべきこと>
・どれくらい成果を輩出したら年収1000万円に到達をするのかを知る
・年収1000万円を得ている人はどんな人なのかを知る
こうなりますよね。
漠然とした不安を抱える気持ちはわかりますが、自分の中で優先順位の高い事項に絞って考えるということが何よりも大事です。
この部分をまずは明確にするのが先決です。
だとすると、みんなはどんな希望を転職先に求めているんだろう?
ここについて解説を進めていきますね!
みんなが思う、内定を承諾をした「決め手」について
株式会社ビズヒッツが「2021年3月に500名」を対象にしたアンケート結果をご覧ください。
このような結果になっていますが、要約すると下記の事柄を考えて決めていますね。
- 仕事内容が自分が納得できるものか
- 処遇面において納得感を持てるか
- 就業環境が自分の希望するものか
- タイミングが良かったか
このように「自分が優先するもの」を順番をつけて、それらを内定をいただいた会社と比較をした時に行くべきか、断るべきかを考えると、きっとクリアになるはずです。
念の為ですが、ボーナスを直前に控えている方は、内定を承諾するタイミングは少し考えた方が得です。
下記の記事で内定を承諾する際に気を付ける時期について解説をしています。
次にご紹介するのは「考えても仕方がないことではあるけど、気になっちゃうこと」について解説をしていきます。
不確実なことは考えても仕方がなく、優先順位に入れない方がいい
例をあげると、不確実なこととは下記です。
- 給与について
- 入社直後につく上司
- 事業内容、取り扱い商材
給与については下記のようなことです。
将来的には月給50万円近くなることもある
これ、本当になる確証ありますか?
今は20万円程度の給料が時間を経過するだけで50万円になる(こともある….)かもしれませんが、確証があるものではないですよね。
大事なのは、今「20万円の給与」であることで、そこに納得できるかを考えるべきです。
次に考えたいのが、こんなケースです。
上司の人柄がめっちゃ良かったので、この人の下で働きたい!
気持ちはわかりますが、変化が激しい昨今、会社の事業変化に伴い組織変更があります。
いつまでも、良かったと思える上司が、自分の上司であるかどうかはわかりません。
なので、特定の誰かを魅力的に感じて、それだけを入社の決め手にすることはリスクです。
そして、最後にはこのケースです。
このサービスめっちゃ大好き!
自社のサービスに愛着があることは素晴らしいことです。
単一の事業だけをやっている会社であれば良いのですが、複数の事業やサービスを展開している会社だったらどうでしょう。
あなたのチカラが買われて、新しいサービスにアサインされるなんてこともありますよね。
その時に「あのサービスじゃなきゃいる意味がない」となってしまったら、退職をすることにつながりますよね。
そうならないためにも「複数の事業やサービスを展開している会社かどうか」を見極め「なぜそのサービスが好きなのかという「少し抽象的な概念」を掴む必要があります。
抽象的な概念とはこんなイメージです。
物事を「要するに・・・」と言ったようなことに置き換えることを指します。
サービスが好きという事実は変わりませんが、それが「なぜ好きなのか」を特定することが重要です。
仮にサービスが変わったとしても、抽象化したものは変わらず目的を見失いません。
自分の判断が正しいか、人に相談をする(必ずおこなうこと)
内定をいただくと、不安に思う気持ちも持ちながら「都合の良い解釈」をしてしまいがち。
こんな感じのことです。
- 面接官が素晴らしい人だったので、この会社の人はみんないい人だろう…
- 働く場所の内装がすごくオシャレ、きっと快適だろう…
- 提供するサービスはよく耳にするので、きっと需要が高いんだろう…
これ、本当に合ってますか?
良い印象がフォーカスされて、都合の良い解釈をしていませんか?
もし、ミスリードで判断をしてしまうと、こんな状況になってしまうことだってあります。
事実、感じた良い印象は否定しないで良いのですが、本当にそうなのかという視点を持つことが大事です。
下記アンケート結果は、人に相談をした転職者に対して行った結果です。
このように、自分が「良い印象」だと感じたことについての裏付けを把握しようとしていることが分かります。
この情報を収集せず、「きっとこうだろう….」という視点で内定を受諾してしまうとミスマッチが起こる可能性があります。
だとしたら、誰に相談すればいいのさ….
きっとこう思うはずです。
もう一つアンケートをご紹介します。
アンケート結果から見ても、下記のように相談を持ちかける人が多いようです。
- 内定をいただいた事実を、身近な周囲の人に伝えて、不安点を相談
- 専門的な立場から具体的なアドバイスが足りないという事実がわかる
- 詳しそうな身近な知人に尋ねてみる
- 外部のパートナーに相談をしてみる
このような流れです。
結局、焦点としては「自分の印象を裏付ける決定的な事実」を知りたいわけです。
必ず遭遇するものなので、思い切って人材紹介サービスの面談を活用すると解決します。
ここで一つ疑問に思うはずです。
えっ、内定出てるのに、新たに紹介会社に相談していいの?
結論、大丈夫です。
現段階では内定を出してもらっただけで、受諾をしているわけではないため、あなたにはまだ選択をする余地が残されています。
当然、不安が解消をされなければ内定辞退をして再度転職活動をスタートさせることになりますので、転職エージェントにとってみたら、お客さんであることには間違いありません。
なので、転職の決め手を探しているのであれば、一度相談をしてみると良いです。
ただし、同僚や上司に相談をすると、下記のようなトラブルに見舞われる可能性もあるので注意が必要です。
次は「内定辞退」をした理由についても解説をしていきたいと思います。
内定辞退の実態について
転職サービス大手のマイナビが内定辞退率を採用企業に対して行ったアンケート結果です。
企業が内定を出した人で20%程度の方が内定辞退といった回答をしていることがわかります。
えっ、こんなに内定辞退をしているの?
多いと感じるかもしれませんが、ひとりの転職者が獲得する内定数平均は「1.7社」です。
内定を辞退する会社が「ある」と答えた方の方が多いことになります。
そのため上記のデータにある通り、内定を辞退するということは、日常的に起きています。
辞退の連絡を企業に入れることは失礼だと考えているのであれば、さほど気にしなくても構いません。
あなたが本当に入社をしたい会社に絞り、内定企業には節度を持ってお礼と共に辞退連絡をすれば良いのです。
内定の断り方として適切な方法
せっかく自分の選考で貴重な時間を割いていただいた人事担当者の努力を無下にしてしまう感じがしますよね。
内定を断るのは忍びない…
そう思うのは当然ですが、事実内定辞退をするのであれば、早くに伝えないといけません。
ただ、選考の中でさまざまな対応をしてくださった人事担当者に対して、ついつい腰が重くなってしいがちです。
ただし、必ず「電話」で辞退を告げるようにしましょう。
えっ、なんか伝えにくいなぁ…
そう思うのも無理はありませんし、メールの方が簡単で楽と思いがちですが「電話」で行いましょう。
その理由については下記です。
- 辞退する会社に理由を伝えることで「相手の会社の反省点」として活かせることができるから
- 面接に時間を使っていただいたことへの感謝を伝えることで、人間関係を穏便に済ませることができるから
- 辞退をした会社が、今後どのようなつながりになるか分からないから
この3点からです。
特に最後の理由については、内定を受諾した会社と取引関係にあって、辞退をした会社への非礼が取引状に関係をしたというケースもあるため、なるべく穏便に済ませたいところです。
いかがでしたでしょうか。
内定を承諾する理由、内定を受諾(辞退)をする方法が身についたと思います。
最大限参考にしていただき、後悔のしない転職を実現してください!
コメント内容は、丁寧に拝見させていただきます!