人材業界はやめとけ!【今は活況でいいけど、今後はキツくなる業界】

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こんにちは、慎です。

人材業界に17年程属していますが、よく「人材業界は儲かるよね」といった声を頂戴します。

また、相談を受ける中でも「人材業界ってどうなんですか?」と問われることも多く、多くの方に注目をされている業界であることは、ひしひしと感じることも多いと強く感じます。

ただ、本当に人材業界はこれから、転職をする先として選択するのは適切なのでしょうか。業界のホンネを語ります!

実際に「人材業界は儲かっているのか?」を解説すると同時に、業界構造から見えてくる今後の課題についての考察も解説をしたいと思います。

この記事では人材業界に興味を持つ人が、自身の就職先として適切かを判断いただくための記事となっています。転職活動のひとつの参考としてご覧ください。

確かに人材業界は無形商材で、規模が大きくなると大きな収益性をもたらす業界ゆえ、儲かるという答えは間違いではありません。

なお、下記は当ブログの歩き方をまとめた記事です。転職関連の総まとめとなっていますので、併せてご覧ください。

この記事を書いている人

(Twitter)

Remolog(りもろぐ)管理者|人材業界経験17年目|社長賞受賞経験あり|累積2000名以上の転職相談|1000社以上の支援実績|求人広告経験 |人材紹介業経験|採用ブランディング経験|コーチング経験|テレワークエバンジェリストとして活躍|40歳|横浜市在住

転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。

こんな方の悩みを解決する記事を書いています

Nさん

人材業界の広告をよく電車の車内で見かけるし、最近では頻繁にテレビCMで放映をされているのをみると、活況だということは理解できる、この業界に転職ができたら、比較的給料もよくなるのかな??

Aくん

人材業界は薄利とか、安月給とか、キツイみたいな話はよく聞くけど本当にところはどうなんだろうか??

Bさん

人材業界って募集を頻繁にしているから離職率が高いのかな?なんか若い人が多いイメージがあって、活気があるような感じがするんだけど。

上記の方に対して解説をします。

人材業界というと派遣・人材紹介・広告・その他サービスなど多くに分類をされますが、業界の今と、今後についての見通しについて解説をさせていただき、転職活動のひとつとして人材業界を選択されている方のひとつの指針になればと考えています。

人材業界の中で、広告・人材紹介、その他教育などを手がけてきた経験があり、メリットもデメリットも多く感じた経験を余すことなく話します!

目次

人材業界の市場規模について

あっきー

そもそもなんだけど、人材業界の市場って伸びているの??イメージ的には伸びているんだけど、数値としてはどんなものなんだろうか??

そうだね、結論から述べると人材業界はかなり伸びているよ。過去に比べ転職が身近なものになってきたことや、終身雇用の時代が終わり、キャリアを自らが気づかなくてはならないという風潮があって、その影響で活況になっているんだ。

人材業界は年々右肩上がりとなっている

人材ビジネス(3業界)市場規模推移
出典:矢野経済研究所「人材ビジネス市場に関する調査を実施(2020年)」

上記のグラフは人材派遣業、人材紹介業、再就職支援の3業種においての売上総額を表したものであり、ご覧の通り右肩上がりになっています。

2020年は新型コロナウィルスの影響もあり、減少をしているものの、2021年の各社の動向を見ていると、最新のデータは2019年よりも大きくなることが想定されています。

あっきー

え、こんな伸びているんだ。7兆円の産業ということは知らなかったなぁ、それに加えて毎年着実に伸びている業界なんだね。

そうだね、在籍をしていた時も、売り上げ150%成長とか、当たり前のように出てくる進捗だったね、今考えるとものすごい成長率の中にいたんだって驚くぐらいだもん。

求人関連ビジネス

出典:矢野経済研究所:人材ビジネス市場に関する調査を実施(2019年)
あっきー

え、これはどんなグラフなの??

最初に見てもらったグラフが、人材紹介・派遣・再就職支援というジャンルなんだよね、それ以外の求人広告などのジャンルはこちらに部類をするんだ。同様に右肩上がりで成長をしていることがわかるよね。

上記は、業務特化型6業界(ネット転職情報サービスを含む、アルバイト・パート・派遣求人情報サービス、製造派遣・請負ビジネス、医療人材サービス)などの人材に関連するビジネスの推移ですが、こちらも同様に成長をしていることが分かります。

このデータから見て、年によって多少の浮き沈みはあるものの、年々人材業界が活況になっていることがわかります。

人材業界はなぜ伸びているのか?

以前と比べて転職市場が活況になったため

過去には、終身雇用制度が存在し、転職をすることは一般的ではありませんでした。

そのため当時は転職活動をしていることを万が一にでも他者に漏れてしまうことはタブーとされており、水面下で動くものとされていました。

一方海外では転職活動をしていることは皆オープンにしていて、決して隠すことなく堂々と転職活動をしている状況があります。

そのような状況が、グローバル化の進展や、働く人のキャリアへの考え方などが変化をしてきて、それに伴い様々な転職サービスが生まれ、思い立った時にはいつでも転職活動が始められる状況になったため、転職市場が年々右肩上がりになる状況が生まれました。

このように、意識の変化が市場を成長させたと言っても良いでしょう。

優秀な人材の獲得競争が激化したため

終身雇用制度の中では、優秀な人もそうでない人も一つの会社で定年までを迎えるという風潮のため、業界がダウントレンドだったとしても人が動くことは多くありませんでした。

しかし活況な業界とそうでない業界がくっきり分かれている昨今、よりチャレンジできる環境を求めるニーズが多くなり、人の流動化が加速しました。

つまり、今までは適材適所が適切に行われていなかったのですが、流動化が加速をしたことにより優秀な方の就業機会は増え、様々な会社で活躍をする土壌が形成をされました。

そこで、優秀な人材を囲い込もうという企業のニーズが加熱化をして転職サービスが活況になってきた背景があります。

あっきー

まぁ確かにそうなるよね。優秀な人材を獲得すれば、会社は成長をするという風潮もあるぐらいだよね。多くの企業が予算を多大に捻出して人材獲得をしていることが最近では当たり前になってきているよね。

そうそう。ネットが普及をしてインターネット関連のサービス業などが増えたこともあるけど、とにかく会社は優秀な人材を獲得できれば、新しいビジネスにもチャレンジできるし、売り上げを軌道に乗せることもできるんだよね。なので獲得競争は年々高まっているんだ。

人材業界は今後も伸び続けるのか?

少子高齢化が加速するために、懸念は残る

出生率は1.34となり、5年連続で下回る状況が続いています。そうなると、当然労働をする方が少なくなっていきます。

また2025年問題が指し示す通り、日本の4人に1人が後期高齢者(75歳以上)となり、社会保証費の負担などが若手の人材に対して多くのしかかるようになり、先行き不安が生まれることからさらに出生率が低くなるという負の連鎖が続いている状況があります。

このような状況から働く人が減少をしていくことで当然人材業界には大きな懸念が残る形になります。

副業の解禁などで一定の需要は見込める

労働人口が減少をしていくと、人材の需要と共有のバランスが当然合わなくなります。

そうなってくると政府の方針として副業などを推進して優秀な方には多くの活躍の場を提供していくことが予測されます。

そうなってきた場合には、副業マーケットが増えることで一定の需要が見込めるようになり、短期的な売り上げの成長に関してはある程度見通しはあります。

あっきー

確かにそうだよね。伸びるには伸びるのかもしれないけど、マーケットは細分化していくのかもしれないね。

おっ、いい気づきだね。例えば今まで転職という大枠でビジネスができていたけど、その中に副業であったり、顧問の採用だったり、ニッチなビジネスが増えてきていて、それを専業で行う会社がでてきたんだよね。

なので、数社が独占というよりは、小さな会社が小さな業界を専業で行うという形になることが予想されているんだ。

結論、人材業界の今後の未来は明るいのか?

あっきー

で、一番聞きたかったこととしては、そもそも転職活動の際に人材業界は志望すべきなの??どちらかというと長期的に働ける業界なのかという観点と、ある程度の収入を確保できるのかという点について教えてほしいんだけど。

そうだね、上述した通り、人材業界も人材獲得が難しい時代がやってきているので、採用費用が高騰をして利益が減っていく可能性が高いんだ。

ただでさえ人材業界は一人が稼ぎ出す金額が少なくて多数の人が必要となるのに、このような状況になってしまうと利幅が減り、給与が高まらないということも往々にして考えられるよね。

短期的には良いが、長期的には難しい

短期的にはオリンピック需要や、副業解禁などで業界全体が活況を迎える要素はあります。

しかし長期で見た時には少子高齢化問題が浮き彫りになり、その結果労働人口が減少をしていくことで採用マーケットなどが縮小をしていく可能性が高くなります。

また人材業界は非常に景気動向に左右をされやすいです。

景気が活況の際には、とにかくどこの企業も人が欲しいという状況になりますが、不景気を迎えると急に人の採用は止まり、人材業界は急速に冷え込みます。

そのため、今後は不景気の懸念も叫ばれていることから、長期的にみると少し雲行きは怪しくなっています。

人材の獲得に多額のコストがかかり利幅が減る

仮に人材業界の売上は増えたとしても人材を獲得するコストが上昇をしていくことにより、利幅が今よりも大幅に減る可能性があります。

なぜかというと、労働人口が減少をすれば、当然転職活動を志望される方が重宝されるようになり、転職サービス各社が転職希望者の獲得に躍起になります。

その結果、一人の人材を自社で抱え込むコストが増大をしていくことが懸念をされており、求人メディアなどの業界においては収益は高まる可能性があるものの、一方、紹介業においては利幅が減るために参入する企業が少なく、逆に廃業をしていく企業が増えると予想されています。

つまり、コスト高によって業界を出ていく会社が多くなることによって全体の市場が低迷をしていくと考えられます。

テレビコマーシャル、電車の中吊り広告など最近では至る所でみかける人材会社のPRの影響があり、活況な様子が対外的には伝わるかと思いますが、先行きとしては多くの懸念が残り、人材業界を志望される場合には多くの検討が必要です。

それでも転職者や企業から感謝をされる仕事ではあるため、やりがいを求めて転職をされるのであれば良い選択だと思います。


下記は当サイトのまとめ記事になっています。転職初心者が最短期間で実現する方法をイチから順番に解説をしています。ご覧いただくことで、いざ転職を考えた時に「無駄なく、効率的に、誰よりも可能性高く」行えるようになるので必見です。

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