2022年版・完全網羅の面接対策【転職活動状況で聞かれること】

転職先に求めているポイントが実現可能なものなのか、人事が判断をするための質問

なぜこの質問を尋ねられるのか？

転職をするということは、少なからず何かを改善したいと思って行うものです。

そのため、必ず動機となる部分を誰もが持つはずです。

その希望が、転職先企業への転職を果たすことで叶えられるものかどうかを判断しています。

ここでは曖昧なことを言わず、具体的なものを述べないと、人事担当者は自社が提供できるものなのかを判断できません。

オススメの回答テンプレート

営業を行う上で、データに基づいた提案を実施していきたいと考えています。

そのため、営業を展開する上で必要となりそうなデータの閲覧権限などを一定メンバーに開放をされている企業を選択したいと思います。

その上で営業が提案の幅を広げ、より科学的にセールスできる環境を手にしたいです。

伝え方のポイント

• ここで述べるものは、転職先企業が提供できそうなものを選択する必要があります。
• 何を、どのようにという点を踏まえて、具体的に述べる必要があります。
• 相手にイエスかノーで判断できそうな情報を選択する必要があります。

周囲の反対を受けて、転職活動が頓挫をすることを防ぐための質問

なぜこの質問を尋ねられるのか？

転職活動は本人だけの意思を貫けるものでもありません。

当然収入や将来性などを加味した上で周囲の方はその転職がより良いものなのか関心があります。

主に、反対を受ける方としては奥様などの近親者が多いです。

これは嫁ブロックと言われるものが存在をしており、選考過程の中で、猛反対を受けてしまい内定を覆されるという事態に陥ることがよくあります。

人事担当者としてはこのような状況を極力前半で回避するために、周囲の賛同を得ての転職活動かどうかを注意深く見ています。

オススメの回答テンプレート

転職においては、妻の賛同も得られています。

同社を志望する中で、将来性に対して十分理解をしていただいていることや、給与などの諸条件面についても提示のもので一定理解をしていただいている状況です。

そのため、選考が進む中で中断を余儀なくされるような状況については起こらないと考えています。

伝え方のポイント

• すでに奥様などの近親者に対して活動をしていることを伝えて、転職への本気度を伝える
• 周囲の方からの一定の理解を得られていて、転職活動が頓挫しない状況を伝える
• 近親者が求めているポイントは何で、それを自社が提供できるのかを人事担当者が判断できるようにする

求められている人物かどうかを判断するための質問

なぜこの質問を尋ねられるのか？

優秀な方であれば、現職も当然引き止めます。

そのため、現職からの引き止めにより内定を辞退するということはよく起きることです。

ただ、現職からの引き止めを受けたとしても転職をする覚悟があるのかという点を把握するための質問です。

また、現職から引き止められるほどの人物なのかという点も人事担当者は見ています。

ここで、大事なことは、いつでも辞められるという印象を持たれないことが大事です。

オススメの回答テンプレート

現職には、当然まだ話はしていませんが、自身の意思として転職活動をすることは決めています。

そのため引き止めが仮にあったとしても、適切な対応をしながら、現職に迷惑がかからないよう配慮をしながら退職をする気持ちは変わりません。

そのため、入社時期などについては若干相談の上対応をすることになるかもしれませんが、その際には考慮をいただけますと幸いです。

伝え方のポイント

• 転職への意思は固まっているということをアピールすること
• 現職で必要とされているため、詳細は転職時期などは相談をしてほしい旨を伝える
• 現職に迷惑がかからないように配慮をするという姿勢をアピール

志望動機が負の理由でないかどうかを確認するための質問

なぜこの質問を尋ねられるのか？

転職活動は70％程度が人間関係に対してや、収入などの負を理由とした転職だと言われています。

このような条件面や環境面などを理由に退職をすると、仮に転職をしたとしても同様の理由で退職を引き起こす可能性が高いです。

そのため人事は事前にこのような負の理由でなく、適切な動機が形成できているかを確認します。

オススメの回答テンプレート

自社では、営業の方法が確立をされておらず、自身の判断により属人的に活動をしています。

そのため、他者と比較をすることも、より汎用的にスキルを習得していくことも難しいです。

そのため、ある程度型としてある営業の仕方をされている会社を選択する方が、自身の営業スキルを高める結果につながると考え、転職活動をすることを決意しました。

そのため、活動の軸がある、根拠がある、営業のスキルが学べるという点を満たす会社を志望しています。

伝え方のポイント

• 現職ではできない理由を明確にしておく
• 転職先でできるものを選択、明確にしておく
• 転職軸と転職先企業の方向性が合致しているかを意識する

不安を解消しておかないと、面接の次ステップで辞退になりやすいため防止するための質問

なぜこの質問を尋ねられるのか？

次のステップで辞退になってしまうと、それまで欠けた時間や労力が一瞬で無駄になってしまいます。

人事としては限られたリソースの中で、効率的に面接の対応をしていく必要があるため、面談初期で必ず不安を解消して、次の面接に備えます。

オススメの回答テンプレート

入社直後などの研修に対して不安感はあります。

具体的にどのような点を初期の研修で学び、どういった形で現場にジョインをしていくのかを具体的に教えていただけると参考にしやすいです。

伝え方のポイント

• 不安に思っているものは率直に尋ねておきましょう。
• 将来の収入など予測ができないものに対して質問はやめましょう。
• 不安に関しての質問は、3つ程度までにとどめましょう。