こんな方の悩みを解決する記事を書いています

転職活動を考えて、ほとぼりが冷めると転職理由が不明瞭だった事に気付いて、止めようか悩んでいる。

この転職は何を解決するために行うんだっけ。

志望動機がどうしても定まらない。
こんにちは、慎です。
前回の記事では、転職を行う上で抑えておきたいポイントを解説をしました。
今回は、活動を始める前に定めたい「転職理由(テーマ設定)」について解説させていただき、あなたの「志望動機が書けない悩み」を解決します。
その前に、注意事項があります。
もし、テーマが曖昧なまま転職活動を行うと、活動の途中で「理由が不明確になり活動を止める」という状況になりかねず、色々と計画をしてきた時間がムダになってしまう可能性があるため、転職活動の一番最初に必ず行いましょう。
感情的になり転職活動を始める方は多く存在し、転職理由が不明確になるのは、決して珍しいことではありません。
ただ、明確に理由を定めておかないと、活動を止めてしまうことにつながります。
この記事を書いている人

- 人材業界経験17年目
- 転職経験3社
- ブラック企業での勤務経験あり
- 2000名以上の転職相談
- 1000社以上の支援実績
- ド底辺から社長賞受賞まで経験
- 現在は人材紹介に従事
転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。
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本記事では「転職をする理由(動機)」を固め、優先順位をつけ、どのように活動をするのかを解説します。そのため、転職活動中に気持ちがブレて迷いが生じないようになります。
転職活動を止めてしまうタイミングと理由について

せっかく決意をして進めるはずだった転職活動をなぜ止めてしまったのでしょうか。
途中まで進めていた転職活動を止める背景には大きな環境変化があったのでしょうか。その理由について解説をします。
どのタイミングで転職活動を中断したのか

まずは、リクナビNEXT(株式会社リクルート)の集計によるデータによると、転職活動を途中で止めたタイミングは下記の回答となっています。
- 書類(職務経歴書・履歴書)審査の通過前(37%)
- 書類審査の通過後(18%)
- 1次面接を受けた後(9%)
- 1次面接の通過後(5%)
- 2次面接を受けた後(2%)
- 2次面接の通過後(4%)
- 最終面接を受けた後(11%)
- 内定を得た後(14%)
このように、選考途中であるにもかかわらず、転職活動を止めてしまう方はいらっしゃいます。
次の項目では、実際に私が転職相談を受けた直近200名の方で、途中で転職活動を止めるという意思を示した方「46名」の方をピックアップしてヒアリングした結果となります。
転職を途中でやめた人にヒアリング、項目別の中断理由

上記のように、理由は明確にはないものの、途中でトーンダウンをしてしまい転職活動を止めた方が多いことに気づきます。
そのため、転職活動序盤に明確な理由を定めて、目的をはっきりさせるというのは如何に大事なことかがわかります。
また、「家族や友人の反対」という意見についても、次いで理由としては多く挙げられました。
推察すると家族や友人に対して明確な転職理由を述べられず、賛同を得られるだけの材料が提示できなかったのではと考えています。

以前転職活動をしたときに迷いが生じて、モチベーションが一気に下がり、止めちゃったことがありました。

転職活動の理由が不明確になると、何も動きたくない。
転職活動を休止せざる負えなくなる「嫁ブロック(家族の反対)」について

嫁ブロックとは、その名の通り「ご家族に転職活動を話された際に反対を受けること」を意味している言葉です。
下記のデータからもわかるように、4人に1人の割合で嫁ブロックを経験されている方がいらっしゃることがわかります。
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また、嫁ブロックを受けてしまった理由の中でも多いのが「年収が下がる、有給休暇の取得率が低い、転職先企業の評判」という意見があります。
条件面や評判などのマイナス条件になることを懸念して嫁ブロックの発生が多いようです。
転職を機に条件面での改善が図られるようであれば、周囲の理解も得やすく転職の応援もしてくれるようになります。
逆にそうでない場合には、明確な転職理由を述べることができない限り、反対を受けてしまう可能性が高くなります。
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そのため、何度もお伝えをしていますが、必ず明確な転職理由を定めることをオススメします。
少なくとも下記の質問をされた時に、はっきりと回答ができるようになっていればOKです。
- 何を目的に転職をしたいと捉えていますか?
- 今の会社では得られないものが転職先にはありますか?
- 形に表せる定量的なメリットはありますか?
自信を持って答えられるようになったら、きっとあなたの転職理由は明確にまとまっていると言えるでしょう。
そうなれば身近な周囲の方に転職の件を伝えることで、強力なサポートを手にして、活動を進められます。

そりゃ、家族にとって家計にマイナスの影響をもたらす転職だったら絶対に嫌がりますよね。

転職先で馴染めず早期退職のリスクや、収入ダウンをする転職だと応援はしにくいですよね。
だから安心できる材料の提供が必要なんです。
転職で実現をしたい(叶えたい)ことは何かを定め、優先順位を決める

実際に、転職理由をまとめる方法をお伝えしていきます。
まずはとにかく書き出しを行いましょう、どんなことでも構いません。
何を自身は求めているのか、思いつく限り列挙してみます。勤務地や給与や勤務時間などの条件面でもかまいません。
また、上司との関係性や同年代の同僚との関係性といったソフト面の理由でも良いです。
まずは自身が求める条件をすべて書き出し、俯瞰をして見ることが重要です。
No. | こだわる条件 | 選定理由 | 現職で取得可能 | 優先順位 |
1 | 横浜駅周辺で働きたい | 実家の母親の介護をしながらの勤務になるため | 不可 | 2 |
2 | 年収600万円以上 | 妻が離職をしてしまい、一人の収入で生計をするため | 不可 | 1 |
3 | ||||
4 | ||||
5 | ||||
6 |
その上で、求める条件に優先順位を割り振ってみましょう。
ただ、くれぐれも注意をしたいのが、全ての項目を満たした転職先が現れることは不可能だと思ってください。
優先順位の上位に属しているものを「3つ程度」満たしている求人と出会えたら最良と思いましょう。
転職活動を行なっていると欲張りになり、多くの条件を満たす求人を探すようになりますが、絶対NGです。
優先順位を定めたら、その項目を満たせる求人を探しましょう。
人材紹介会社を活用する場合においても、この優先順位は明確に希望として伝えて、合致する求人を提出してもらうよう、働きかけましょう。
みんなはどんな理由を定めているのかを知りたい

上記はエン・ジャパンが会員に対して行なったアンケートの結果となりますが、最も多かったのが「給与面・待遇などの処遇面のアップ」です。
次いで「自分自身が成長をしていく環境」「会社の安定性や成長性」「人間性含む職場環境」の4点が多くの回答を占めています。
下記の図は、上記の4つの要素を取り巻く詳細な転職理由を8個厳選してまとめました。(下記データは転職相談をいただいた方からヒアリングした内容です。)

例えば、「人への魅力」は社員が優秀だったり、平均年齢が低く活力があったり、中途入社者が活躍をしていたりと様々な理由が挙げられます。
また、仕事そのものに対しての魅力、事業自体への魅力、処遇面での魅力、これも細分化をすると多岐に渡ることが挙げられます。つまり、転職を行うということは「現職のままでは得られない何かを補うため」に行うものだと言えます。
ただでさえ、転職はリスクが伴うものです、例をあげると「転職直後に風土に馴染めず早期退職をしてしまう」ことや「思った仕事と異なり、ミスマッチを日々感じてしまう」リスクなどがあります。
それらを上回るメリットがなければ、転職活動をする意味はなくなってしまいますし、周囲の賛同も得られなくなります。

だからこそ「転職活動はメリットを明確にして、適切な理由を定める」ことが重要だと考えられます。
でも、転職初めてだし、定めた転職理由が適切かどうかアドバイスして欲しい
そう思う気持ちは非常によく分かります。結論、一切不安に感じることはありません。
なぜかというと、転職に慣れている方というのは職を転々としていて、自身のキャリアが定まっていない人の可能性が高いです。
あなたが転職に慣れていないのは、今の仕事を大切にしてきた表れであって、誇りに思うべきです。
そのため、大事なことは「転職に慣れる」のではなく「この転職の機会を乗り越えて、次の仕事を徹底的に大事にすること」なのです。
多大なノウハウも身につける必要はありませんし、転職を人に語れるようになるのも必要ありません。
転職を決意した今の重要な局面を「いかに上手に乗り切るのか」が重要なテーマです。
この局面を乗り切ることができれば、手段は何だって良いのです。
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コメント内容は、丁寧に拝見させていただきます!