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こんにちは、慎です。
面接回数が1回だけと聞いて「この会社本当に大丈夫かな」と不安になったことはありませんか?
面接回数が少ないことは転職活動においてはメリットだと捉えがちですが、そんなスピード内定をいただく場合に気をつけなくてはならないポイントがあります。
今回の記事は私が今までに出会った「面接回数1回」の企業の特徴を踏まえてリアルな側面を解説します。
この記事は下記のような方におすすめです!
- 面接回数が1回である理由を知りたい人
- 面接回数を少なくしている理由が知りたい人
- 面接回数が少ない会社に自分自身が入社をして良いのか悩んでいる人
この記事を書いている人
- 人材業界経験17年目
- 転職経験3社
- ブラック企業での勤務経験あり
- 2000名以上の転職相談
- 1000社以上の支援実績
- ド底辺から社長賞受賞まで経験
- 現在は人材紹介に従事
転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。
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おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
公開求人数 | 130,017 | 15,000 | 99,543 | 非公開 | 1,000 | 5,337 | 13,238 | 7,557 | 6,000 | 10,000 | 25,000 | 非公開 | 150 | 非公開 | 2,800 |
非公開求人 | 185,786 | 非公開 | 35,646 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
利用年齢層 | 20代〜50代 | 30代〜50代 | 20代〜40代 | 20代〜40代 | 30代〜40代 | 20代〜30代 | 20代〜30代 | 30代〜40代 | 30代〜50代 | 20代〜30代 | 30代〜40代 | 20代 | 20代 | 40代〜50代 | 20代〜40代 |
求人年収帯 | 400〜650万円 | 500〜1000万円 | 400〜650万円 | 400〜600万円 | 700〜1300万円 | 400〜700万円 | 400〜600万円 | 500〜800万円 | 500〜1000万円 | 400〜600万円 | 500〜1000万円 | 250〜400万円 | 250〜400万円 | 600〜1000万円 | 400〜700万円 |
対象エリア | 全国 | 東京、埼玉、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、 広島、福岡 | 全国 | 全国 | 首都圏 | 首都圏、近畿 | 首都圏 | 首都圏 | 東京、横浜、名古屋、大阪 | 東京、名古屋、大阪、福岡 | 全国 | 東京、横浜、埼玉、千葉、大阪、京都、神戸 | 全国 | 東京、大阪 | 東京、大阪 |
得意な分野 | ALL | 管理系、専門職 | ALL | ITエンジニア、第二新卒 | 外資系企業求人 | ITエンジニア | ITエンジニア | IT、金融系、コンサル、管理部門、マネジメント職 | 管理職、有資格職 | ITエンジニア(経験者) | ALL | ALL | ALL | 管理部門、経営層 | ITエンジニア |
おすすめ人 | 自分に合う求人を 幅広く探したいと考える人 | とにかくハイクラスの求人を探したい方 | 自分の志向性に合う求人の紹介を受けたい人 | 20代の求人が多いため、若年層の転職希望者 | グローバルに展開をする企業への転職をとにかく希望の方 | フリーランス求人なども視野に入れた転職活動をしたい人 | ベンチャーから大手企業まで様々な規模で探したい人 | 専門性を持った担当者に深く相談をしたい方 | 管理職で求人を探したい人 | 経験が豊富なエンジニアの方が専門性を発揮しての転職 | 年収をとにかく上げたいと考える方は活用必須 | 何も持っている経験がな状態での転職活動を行う人 | 転職先がどんなものが良いのか提案を受けたい人 | 経営層に近いポジションを得たいと考える人 | 自社内開発などの勤務環境を求めたいエンジニア |
嬉しい特徴 | 転職成功者No,1 | 取り扱いの60%が非公開求人 | 性格診断を踏まえた紹介支援 | 担当者が親身に細かくカウンセリングをしてくれる | 外資初の方の転職支援が手厚く、ノウハウを得られる | 担当者のエンジニアに対しての知識が深く、相談が容易 | ITエンジニアに特化をして、幅広く求人を探せる | スペシャリスト、ハイクラス、経営層が薦める転職エージェントの賞を受賞 | 管理職に特化をしていることもあり担当者の知見も深い、そして管理職求人が膨大 | 担当者の知識が豊富で、希少な非公開求人も紹介される | ほぼ、非公開求人で占めている(80%が非公開)なので出会える求人が珍しい | 何から始めてよいのかなど、転職をするための方法を親身になって相談をしてもらえる | とにかく自分に合った転職先の候補を積極的に紹介をしてくれるため、受動的でOK | 経営層と太いパイプがあり独自の求人を持っているため、極めて限定的な求人に会える | 非公開求人が多く、自社内や社内SEなどの職種が多い |
イマイチ点 | 担当コンサルタントによってサービスに濃淡がある | 求人紹介のバリエーションが少ない | 担当者の当たり外れが多い | 他の大手企業よりも求人数は少し少ない | ミドルクラス以下の求人が見つかりにくい | 大手企業の紹介案件が多く、多少偏りがある | ハイクラスの求人などは少し乏しく、若年層向け | 求人が他と比べて少ない | 管理部門系以外の職種はほぼ期待できない | スキルが低い場合には優先順位を明確に下げられる | 優先順位を下げられると連絡が来ないことがある | とにかく紹介される求人は年収がさほど高くない | 世に出回っている求人が比較的多いため、求人の希少性は乏しい | ミドルクラス以下の求人はとにかく少ない | 大手系の求人が中心であり、ベンチャー求人は少ない |
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面接回数は全業界を通しても平均すると「2回」が多い
まず、こちらをご覧ください。
転職サイト大手の「doda」がまとめた転職回数の資料です。
職種別に多少の違いはあれども、1回で終える企業はほとんどなく「2回以上」実施をする企業がほとんどだということがわかります。
複数回の面接をする理由は企業によっても異なりますが、多くが下記となります。
- 人を変えて、様々な視点から能力値を見極める必要があるため(1回目人事、2回目現場責任者)
- 1回60分の面接では盲点含めて全てを網羅することができないから
- 感情が優先をして転職への意思決定をしてほしく無いと人事担当者は思っているから
このような理由があります。
ひとつひとつ解説をしていきますね。
人を変えて、様々な視点から能力値を見極める必要があるため
1回目の面接は人事担当者が出てくるパターンが多いですが、全ての職種に精通している訳ではありませんよね。
そのため、多くの企業では「一次面接は人事担当者」「二次面接は現場責任者」など見るべきポイントを分けて判断をするようにしています。
具体的に人事担当者が見るべきポイントは下記です。
- 転職希望者の性格が自社の風土に合っているかどうかの判断
- 現場から要望を受けた転職条件の大まかな部分が備わっているかどうかの判断
こうなります。
一方、二次面接を担当する現場責任者が見るべきポイントは下記です。
- 細かなスキルチェックを通じて、本当に活躍できそうな人かどうかの判断
- 配属する部門の詳細を伝えて、ミスマッチなく入社をしていただける人物かどうかの判断
ざっくりというと、一次面接では、会社全体の風土に馴染むかどうかや大まかなふるいをかけて求める対象かどうかを判断しますが、人事担当者は詳細な仕事内容まで理解をしてるケースは稀です。
だからこそ、現場責任者がよりフィットをするかどうか、細かなな部分をチェックすることで適格な人かどうかをジャッジしています。
いきなり、現場責任者が出てくる場合はどうなの?
一次面接のみで合否が確定する企業の場合、こういったケースがあります。
この場合は、解説をしたとおり、配属部署にフィットをするかどうかは判断できますし、上位役職者の方が出てくる場合には会社に適した人物かどうかもわかるので、一見すると良いように見えますよね。
ただ、ひとりの方が見極めをするため「見方が偏る」というリスクがありますよね。
見方によっては、優秀な人に見えたとしても、違った人が面接をすればそうではないケースも往々にしてありますが、1回だけの面接だと主観によって捉え方が偏りがちですよね。
このような状況から、様々な人の主観を鑑みて正しい情報の把握をすることが面接では求められますが、1回だけの面接ではこの点を網羅することができません。
1回60分の面接では盲点含めて全てを網羅することができないから
初対面の人と60分だけ話したとしても、表面上のことしかわからないことがほとんどですよね。
人事視点として、面接で見極めなければならないことはたくさんあります。
- 適切なスキルを持っているかどうか
- どのような考え方を持っているかどうか
- 仕事を取り組むための姿勢がどのようなものか
- 自社の事業内容が正しく伝わっているか
- 仕事内容が齟齬なく認識を持てているか
- カルチャーマッチをしているかどうか
- 諸条件面などが合っているかどうか
まだまだ、確認をすべきことってたくさんありますが、これはほんの一例です。
これらのことが一つでも欠けてしまった場合には「こんなはずじゃなかった」と後日後悔をすることになりますよね。
だからこそ、しっかりと時間を欠けて、ひとつひとつお互いの認識を揃える必要があります。
これを60分の面接時間で見極めるのは難しいはずです。
そうなってきた場合には、ミスマッチをするリスクがありつつも入社をすることになりますよね。
感情が優先をして転職への意思決定をしてほしく無いと思っているから
転職面接では少なからず、気持ちが昂っていて、冷静な判断を欠如していることが多いです。
こんな経験をお持ちではないでしょうか。
- 自分への高い期待感を告げられ、とても前向きになった経験
- 希望条件よりも高い提示があったため、魅力的に感じた経験
- 人事担当者が素晴らしい人だったため、人への共感が図られた経験
これらのことは良いことではありますが、すごく断片的なものですし、その時にそう感じただけでずっと感じ続けるものかどうかはわかりませんよね。
このように、面接の場では、少なからず気持ちが昂っていることが多く、この時に内定を決めてしまったりすると後日なんで自分は内定を受諾したんだろうと思うことがあります。
だからこそ、クールダウンをする必要があり、一次面接と二次面接は別日に実施をして、本当に自分の選択が正しいかどうかを冷静になって考える期間として複数回の面接をしています。
実際に面接一回でこんな失敗をしたという方に出会ったことがあります。
- 提示された月額給与が高かったため内定を受諾したが、とんでもない長時間労働だった
- 自分への期待感が大きかったので喜んだが、人事担当者が正しいスキルを把握できていなかった
- いっときの感情で内定を受諾してしまったが、ふと冷静になった時に後悔しか感じなくなった
こうなります。
転職は自分の人生において大事な決断なので、慎重に判断をする必要があり、一定のクールダウンの時間が必要になります。
面接1回しか行わないのはどんな理由があるのか?
下記のような状況だった場合を想像してみましょう。
- 現職で強いストレスを感じることとなり、一分一秒でも早く退職をしたい
- 離職中で1日も早く転職先を決める必要がある
こういった差し迫った状況だと、一次面接だけの企業はとても魅力的に感じますよね。
ただ、このような状況だったとしても、企業側がなぜ一次面接だけしか実施をしないのかという理由をしっかりと把握してから行動に移すべきだと言えます。
主に、一次面接のみの企業は下記のような特徴を持っています。
- 応募をしてくれる人が乏しい
- すぐに人を採用しなくてはならない
- さほどスキルを重要視しなくても大丈夫な仕事
このような状況です。
ひとつひとつ解説をしていきますね。
例えばブラック企業や、人気のない職種に関しては当然求人をかけても全く人が来ません。
その中で、応募をしてくれた人がいたら、企業としては絶対に手放したくありませんよね。
ただ、ブラック企業や人気のない職種ですから、多くの魅力点を転職者に伝えることもできず、幾度も面接をしていては、結局は逃げられてしまうようになりますよね。
そのため、他社よりも早く囲い込みをしていく必要があり、選考回数1回などで早期に決断を迫るという選考になりがちです。そのためこんな選考をすることが多いです。
- 企業の魅力点ばかりを伝えてくることで、転職者の気持ちを高揚させる
- 提示する条件に少し色をつけて魅力的に見せる
- 面接最後で内定を受諾するかどうかを決めないと、内定自体を出さないと伝えてくる
このようなことになります。
つまり、気持ちを昂らせた上に、その場で受諾までを求めてきて逃げられない状況を作ります。
- 大量に退職をしてしまって、とにかく人員が不足をして業務が回らないから
- 冷静な時には内定受諾をしてもらえない企業だから
こんな状況の企業であることが多いです。
だからこそ冷静に見極めをしなくてはなりません。
一方で「さほどスキルを重要視しなくても大丈夫な仕事」という側面をもっていることもあります。
この場合には誰が入ってきても、単純労働なので一定のクオリティは担保されるようになるため一次面接のみで終えることが多いです。
ただ、裏返しをしてしまうと「誰でもできる仕事であれば、あなたである必要もない」ということを忘れないでください。
つまり、下記のようなことになります。
- 活躍ができなかった場合にはすぐに解雇などの宣告を受けることになる
- 誰でもできる仕事なので単調ですぐに飽きがきてしまう
- 誰でもできる仕事なので、給料が上がりにくい
こうなってしまいますよね。
まとめとなりますが、入りやすい会社は必ず何か裏事情を持っています。
そのため、適切な見極めをしないとあなた自身が入社後に後悔をすることになります。
適切な見極めをするために必ず下記を行うようにしてください。
- 面接の場で内定を提示されたとしても一旦受諾をせず持ち帰る
- 自分の転職をしようとしたきっかけが、同企業に入社をすることで叶えられるのかを考える
- 周囲の人に、相談をしてみて自分の判断が正しいかどうかを客観視してもらう
これを必ず行ってください。
その結果、良い会社だと思えれば内定を受諾することで、後悔をする結末は回避できるようになるでしょう。
コメント内容は、丁寧に拝見させていただきます!