こんな方の悩みに解決する記事を書いています

就活をしている中で不安に思うことが、自分が述べていることが会社が求めている情報と一致しているのかな?

就業経験がないため、どうしても話が抽象的になりやすい。
そうすると突っ込まれた時に返答しにくい。

自己分析って難しい。
色々とツールはあるけど、何を選択したら良いのかわからない。
こんにちは、慎です。
就職活動をしていく中で悩みに感じることとして、正社員としての就業経験がないため、人事が面接に求めていることに対して的確に回答ができないということではないでしょうか。
また、面接時に履歴書の提出が求められることがほとんどで、特に自己PR欄に記載をすることが思いつかないということがあるのではないでしょうか。
就活生の悩みのタネとして自分を客観的に分析をしてまとめ、企業に役立つであろう能力を推察して伝えるといったことが求められます。
ただ、就業経験もなければ、働くということがどんなことなのかもわからないため、いまいちピンときていない学生が多いのではないでしょうか。

今回の記事では、就業経験がなくても、人事に「この人を採用したい」と思わせる履歴書の自己PR欄の書き方、そして面接での回答方法について徹底解説をします。
この記事を書いている人

- 人材業界経験17年目
- 転職経験3社
- ブラック企業での勤務経験あり
- 2000名以上の転職相談
- 1000社以上の支援実績
- ド底辺から社長賞受賞まで経験
- 現在は人材紹介に従事
転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。
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この記事では、企業が新卒面接で何を見極めているか、面接で人事に好感を持たれるポイント、自己分析の仕方について解説をし、あなたが面接で「自分自身を客観的に伝え、企業に求められる人材に思われる」ようになります。
そもそも、企業は何のために面接をしているのか

就職活動をしている最中なんだけど、就業経験がないため企業が何を求めているのかわからない。

そうだよね、ほとんどの学生がアルバイトでの就業経験はあったとしても正社員としての経験はないので面接といってもピンとこないよね。
企業は、あなたが「活躍してくれるか」「社風にあうか」「すぐ辞めないか」を見極めます
新卒は、就業経験を有していない人を採用することとなるため、企業は入社後に数年間かけ、その人を育てていきます。
当然戦力になるのは数年後という長いスパンを想定しており、それまでは赤字になったとしても将来の投資と捉え新卒社員を採用します。
そのため、すぐに辞めてしまう可能性のある方を極力排除したいと考えるのが一般的です。
また、その退職に大きく影響をするのが、自社の社風に合うかどうかという点です。
どんなに地頭が良くて優秀だったとしても社風にマッチをしていなければ、社員は違和感を感じて会社に居づらくなり、結果的に退職につながってしまいます。
そのため、あなたの考え方が自社の社風に合っているかどうかは重要視されるようになります。
最後に、活躍をするための最低限のスキルを有しているかということを見極めます。
どんなに人間性が素晴らしかったとしても業務を遂行するスキルがなければ、会社で活躍することはできません。
つまりスキルを有しているかどうかは面接で見極める重要なポイントなのです。
ほとんどの会社が「考え方」×「能力」の二軸で人を見ています
考え方が、自社の社風に合うかといったことや、その企業が考える「正しい」とされているものに対して近しい感覚を持っているかなど、人間性の部分は非常に重要な項目です。
ただ、それだけでは活躍をすることは難しく能力値が低ければ、どんなに人間性が高かったとしても活躍は難しいです。
つまり、考え方と能力の掛け算の中で総合評価として高い学生を取捨選択をして採用をしようと企業は考えます。
つまり、この両者を面接で見極めています。
具体的には、前者に関しては複数人との面談を通じて、人物評価をします。後者に関してはSP-iなどの計算能力など地頭において把握をしたりします。
このように二つの軸を見極めることが新卒採用における一般的な見極めポイントとなっており、
その双方でPRをすることが就活生にとっては大事と言えます。
企業で活躍をする人はどんな能力を持つ必要があるのか

活躍をする可能性のある人を採用するということはわかったんだけど、企業がどんな能力を持っている人を採用したいと考えるんだろう。

そうだよね、考え方は会社によって求められるものは異なるため説明は割愛するけど、能力に関しては比較的どの会社も似ているんだ。
論理的思考力(論理的構造で現実社会の事象を整理して思考できる能力)

平たく説明をすると、ある事象が起きると、その背景にはさまざまな要因が潜んでいます。
それらを構造化して把握する能力がこの論理的思考力になります。
上記のように売り上げをあげるというものを目的にした時に、その売上を構成している要素として商品A,Bが存在をしていたりします。
それらの商品は異なる性質を持っている場合、どっちが売上高に対して影響度が高いのかを知る必要があり、過去の受注件数や受注率、商談をした数や率などを把握する必要が出てきます。
つまりそれらを洗い出し、上記の表のようにツリーのように関連づけて整理する力が必要であり、その能力を「論理的思考力」と呼んだりします。
この能力値が高い方は「企画・マーケティング職」「分析」などの職種に向いています。
計画力(妥当かつ具体的な計画を立てられるか)

社会では、期日は絶対です。どんなに良い仕事をしたとしても決められた期日までに提出が行われなければ、その仕事が評価をされることはありません。
そのため、納期と言われる締切から逆算をして、いつまでに何をしておくべきなのかを洗い出し計画をすることは日常茶飯事に求められます。
これらの計画をしっかりと練ることができなければ、人に指示をすることも、協業をしながら進めることも難しく、
何かのプロジェクトを構成する場合には、必ず計画が求められるようになります。
この逆算をして、何をすべきなのかを洗い出し、共有化できる力はビジネスにおいては必須といえ、この能力が高い人を企業は欲している傾向にあります。
この能力が高い方は「プロジェクトマネージャー」「経営企画」などに向いています。
仮説構築力(成果を出すために妥当な仮説を挙げることができるか)

仮説構築力とは上記の表でいうと、売上が落ちたという事象が顕在化したときに、その要因を特定する能力になります。
構成要素を分解すると、買う人が減った、購入単価が下がった、購入頻度が下がったことが考えられ、
それらをさらに深掘りをしていくと競合他社へ商品代替が進んだといった理由が潜んでいたりします。
このように、起きた事象に対して「なぜ、このことが起こっているのか」を想像し、要因を特定する力が仮説構築力になります。ビジネスはさまざまな事象が入り混じり結果を生み出しています。
これらを特定して、ノウハウにしていかないと再現性はなく、企業が持続的に収益を生み出すのは困難になります。
そのため、なぜそのことが起きたのかという要因特定のためにはある程度仮説を組み立て、
それらをたどり検証をしていくということが必要になり、この力が今のビジネスシーンでは強く求められます。
この能力が高い方は「営業マネージャー」や「経営者」などの職種に向いています。
ヒアリング力(仕事関係者の現状やニーズをどこまでヒアリングできるか)

ビジネスは相手の要望を叶えてあげることで報酬として金銭をいただきます。
それゆえに相手の要望を正確に把握できる能力はビジネスの基礎であり、何を行うにも必要なスキルとして存在をします。
これは理解力ではなく、相手に対して何の質問をすることが適切なのかを考え、実践できる能力です。
このヒアリング能力が高い人は社内・社外問わず相手の要望をすることを理解できるため、
適した品質で仕事に着手をすることができ、無駄のない仕事をすることができるようになります。
この能力が高い人は「営業職」や「カウンセラー」などの職種に向いています。
課題設定力(ヒアリングを踏まえ、課題をどこまで整理・設定できるか)

課題というのは起きた事象を捉え、何が根本的な課題となっているのかを特定する力です。
例えば虫歯を例に取るようにしましょう。
歯の治療をするということは当然誰もが思いますが、この治療をすること自体は課題ではありません。
課題は、そもそも虫歯になってしまった歯の磨き方や、磨く回数、使っている歯磨き粉などに要因があり、そのどれに課題が生じているのかを特定する必要があります。
例を挙げると、歯磨き粉・歯ブラシは歯科医も推奨をするものを使っているが、磨く頻度が2日に1回となってしまえば、本来3回ほど磨くことが推奨をされているのに回数に課題があるわけです。
それらを特定し解決すれば、虫歯になることは少なくなると言えるでしょう。
このように何が課題なのかを特定する力はビジネスシーンには重要だと言えます。
この能力が高い人は「品質管理」「研究」などの専門職において向いています。
提案力(課題解決に向け、関係者に対してどの提案・働きかけができるか)

ヒアリング力や課題設定力が高かったとしても、ビジネスでは多くの人を巻き込み、問題解決に取り組むことが要求をされます。
つまり、課題を特定し、それを一緒に解決して欲しいと相手に理解・納得させ、実行に移してもらうための能力となります。
これがあると大きな仕事を他者の協力を仰ぎながら遂行することができるようになり、結果として問題解決に寄与できるようになります。
この提案力が高い人は、他者と良好な協力関係を築けることが多く、社内でも牽引役として重宝をされるようになります。
ビジネスシーンでは極めて求められる能力だと言えます。
この能力が高い人は「管理職」や「プロジェクトマネージャー」などの職種に向いています。
このビジネスシーンで求められる能力を「無料」で測りましょう

能力の判定は「キャリアエッセンス社」のJob-Tというサービスを用います。
これは、無料会員登録をし、いくつかの質問項目に答えるだけで、自身の特性をデータで可視化してくれるサービスです。
能力を測れるだけでなく、その能力を欲している企業からもオファーがもらえる

能力の把握ができたであれば、その能力を欲している企業がどんな企業なのかを把握することをおすすめします。
ブランドのある企業だけを名前で志望するだけでなく、自分の能力を欲している企業からのオファーを受けることで、
活躍を見据えた就職活動が行えるようになります。
まずは【1】自身の能力把握を行う【2】どんな企業からのオファーをもらうか把握する【3】本当に自分にあった企業を選定してみるという形の就職活動を行うことをおすすめします。

確かに、自分の能力を客観的に見てくれて情報が受け取れるのは、[すごく有益なサービスだね。

Job-Tを使うことで無料で自己分析が行えてしまうのはすごく有益だよね。
把握した能力をもとに、自己PR欄の記載や面接の応対をしましょう

確かに自分の強みを理解した上で、
自己PR欄に書き込めるのはわかりやすさも説得力も増すので得策だね。

そうそう、自己PR欄の記載だけでなく、面接も同様に活用できるため、絶対にやっておいて損はないよ。
自己PR欄には下記のように書きましょう
自分のスキルが把握ができたのであれば、実生活でどんなシーンにその能力が発揮をされたのかを考えてみましょう。
仮に課題発見力が高いのであれば、何か問題が起こった時に自分はどうその状況を客観的に捉えて、どう整理をして、どう自分自身の把握をしていたのかを思い返してください。
それらをエピソードとして自己PR欄に書き出しをしてみましょう。
そうすることにより、納得性を帯びた自己PRが完成をして、人事の目に留まるようになります。
面接では、能力をどう活かせるのかを考え、伝えましょう
企業研究を同時に行っているかと思いますが、面接を控えている企業がどんな課題を感じていて何を改善しようと捉えているのかは企業のIRやHPなどを見て把握できると思います。
そこに自身の能力がどう活かせるのかを考え、まとめるようにしましょう。
その課題に対して、どう貢献をしてくれるかのイメージが一本筋で伝えられれば企業の人事はあなたを手放すはずはなく、内定を勝ち取ることができるようになるでしょう。
就活生はどうしても学生時代の経験のみをまとめ、自己PR欄や面接の際にお伝えしがちですが、企業は決してあなたの学生生活を知りたいわけではなく、活躍をしうる人なのかどうかという情報だけです。
そのため、自分のスキルがどう会社に役立てられるのかという情報をまとめることは、
内定への近道になりますので、ぜひ実践くださいませ。
コメント内容は、丁寧に拝見させていただきます!