勤続年数の平均値は何年?参考にすべきなのか?【数値の意味を解説】

こんな方の悩みを解決する記事を書いています

Nさん

勤続年数の平均値が短い企業は離職者が多くてブラック企業なんじゃないか。この数値だけをみると応募をする際に躊躇をしてしまう。

Aくん

そもそも、この勤続年数の算出方法ってどんなものなんだろうか。この数値が長ければ良いというイメージはあるけど、間違っているんだろうか。

Bさん

この数値が長い場合にはメリット多数なイメージがあるけど、デメリットはないんだろうか。

こんにちは、慎です。

企業情報の収集をしていると、必ず辿り着くのが、勤続年数の平均値という表記。

これは一体どんな計算方式で何を表すものなのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

結論、勤続年数は大事な目安にしたいのですが、数値の見方として正しい解釈が必要なんです。

上場をしている場合には、有価証券報告書に勤続年数の記載があります。

これは株に影響をする事柄ゆえ、開示をしていることが一般的で、多くの企業の書類に記載をされています。

ただ、この数値は転職活動においては参考にすべき数値なのでしょうか。

私自身もよく転職相談を受ける中で、勤続年数が長い企業を推薦してほしいという要望を転職者からいただくことがあります。

この相談の意図としては、長く働ける可能性が高いイメージを持てるからですが、はっきりと伝えると、その捉え方は半分正しくて、半分間違っています。

確かに長く勤務をしている方が多い職場であることは間違い無いのですが、それが果たして良い会社なのかは別の問題なのです。

この勤続年数の捉え方について本日は詳しく解説をしていきます。

この記事を書いている人

(Twitter)
  • 人材業界経験17年目
  • 転職経験3社
  • ブラック企業での勤務経験あり
  • 2000名以上の転職相談
  • 1000社以上の支援実績
  • ド底辺から社長賞受賞まで経験
  • 現在は人材紹介に従事

転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。

なんでいままで使わなかったんだろ」と後悔する「厳選」の転職エージェント

スクロールできます
項目リクルートエージェントJACリクルートメントdoda(パーソル)マイナビAGENTen worldBranding EngineerGEEKLYコトラMs-Agentレバテックキャリアパソナキャリア就職SHOPネオキャリアアクシスコンサルティングクラウドリンク
企業ロゴ
おすすめ度★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
公開求人数130,01715,00099,543非公開1,0005,33713,2387,5576,00010,00025,000非公開150非公開2,800
非公開求人185,786非公開35,646非公開非公開非公開非公開非公開非公開非公開非公開非公開非公開非公開非公開
利用年齢層20代〜50代30代〜50代20代〜40代20代〜40代30代〜40代20代〜30代20代〜30代30代〜40代30代〜50代20代〜30代30代〜40代20代20代40代〜50代20代〜40代
求人年収帯400〜650万円500〜1000万円400〜650万円400〜600万円700〜1300万円400〜700万円400〜600万円500〜800万円500〜1000万円400〜600万円500〜1000万円250〜400万円250〜400万円600〜1000万円400〜700万円
対象エリア全国東京、埼玉、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、
広島、福岡
全国全国首都圏首都圏、近畿首都圏首都圏東京、横浜、名古屋、大阪東京、名古屋、大阪、福岡全国東京、横浜、埼玉、千葉、大阪、京都、神戸全国東京、大阪東京、大阪
得意な分野ALL管理系、専門職ALLITエンジニア、第二新卒外資系企業求人ITエンジニアITエンジニアIT、金融系、コンサル、管理部門、マネジメント職管理職、有資格職ITエンジニア(経験者)ALLALLALL管理部門、経営層ITエンジニア
おすすめ人自分に合う求人を
幅広く探したいと考える人
とにかくハイクラスの求人を探したい方自分の志向性に合う求人の紹介を受けたい人20代の求人が多いため、若年層の転職希望者グローバルに展開をする企業への転職をとにかく希望の方フリーランス求人なども視野に入れた転職活動をしたい人ベンチャーから大手企業まで様々な規模で探したい人専門性を持った担当者に深く相談をしたい方管理職で求人を探したい人経験が豊富なエンジニアの方が専門性を発揮しての転職年収をとにかく上げたいと考える方は活用必須何も持っている経験がな状態での転職活動を行う人転職先がどんなものが良いのか提案を受けたい人経営層に近いポジションを得たいと考える人自社内開発などの勤務環境を求めたいエンジニア
嬉しい特徴転職成功者No,1取り扱いの60%が非公開求人性格診断を踏まえた紹介支援担当者が親身に細かくカウンセリングをしてくれる外資初の方の転職支援が手厚く、ノウハウを得られる担当者のエンジニアに対しての知識が深く、相談が容易ITエンジニアに特化をして、幅広く求人を探せるスペシャリスト、ハイクラス、経営層が薦める転職エージェントの賞を受賞管理職に特化をしていることもあり担当者の知見も深い、そして管理職求人が膨大担当者の知識が豊富で、希少な非公開求人も紹介されるほぼ、非公開求人で占めている(80%が非公開)なので出会える求人が珍しい何から始めてよいのかなど、転職をするための方法を親身になって相談をしてもらえるとにかく自分に合った転職先の候補を積極的に紹介をしてくれるため、受動的でOK経営層と太いパイプがあり独自の求人を持っているため、極めて限定的な求人に会える非公開求人が多く、自社内や社内SEなどの職種が多い
イマイチ点担当コンサルタントによってサービスに濃淡がある求人紹介のバリエーションが少ない担当者の当たり外れが多い他の大手企業よりも求人数は少し少ないミドルクラス以下の求人が見つかりにくい大手企業の紹介案件が多く、多少偏りがあるハイクラスの求人などは少し乏しく、若年層向け求人が他と比べて少ない管理部門系以外の職種はほぼ期待できないスキルが低い場合には優先順位を明確に下げられる優先順位を下げられると連絡が来ないことがあるとにかく紹介される求人は年収がさほど高くない世に出回っている求人が比較的多いため、求人の希少性は乏しいミドルクラス以下の求人はとにかく少ない大手系の求人が中心であり、ベンチャー求人は少ない
公式ページ公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら公式ページはこちら

本記事では、正しい「勤続年数」の判断軸を理解することで、応募の際に自信を持って企業にエントリーすることができるようになります。また、年数の長い・短い上での利点も理解をすることができ、転職を優位に進められます。

目次

勤続年数が長いことでの「メリット」について

まずは前提情報として、この有価証券報告書に記載をされている勤続年数について正しい知識を身につける必要があります。

どのような計算方式であるのかをお伝えします。

勤続年数の計算方法について

平均勤続年数とは、集計段階で勤務をしている社員の勤続年数の平均値です。

そのため急成長をした会社などで新卒社員が多かった場合においては、当然ながら勤続年数の数値は短くなります。

逆に大手の企業で何十年も勤めている方が多い職場では勤続年数が長い傾向にあったりするため、一概にこの数値が短い期間だったとしても、ブラック企業というわけではありません。

あっきー

だとすると、社員全体が10名居て、そのうちの2名が10年勤めているけど、残りの8名は1年だったとしたら、20+8が年数となり、人数で割ると2.8年となるんだね。

2.8年という表記自体は短いイメージになるんだけど8名の方が全員定着をして、翌年度を迎えたら3.8年と急増をする形に見えてしまうよね。

あっきー

だったら、あんまりこの数値というのは低かったからといって離職率が高い会社かどうかなんてことは、あんまりわからないわね。

その結果、年数が長い企業だと断定できたのであれば、下記のようなメリットが享受できるようになるよ!

人が定着をしているため、経験が豊富な社員が多い

人が定着をすれば、当然ながらその会社にナレッジが蓄積をされます。

それがつまり流出をしない状況ゆえ、社内には多くの知見を持った方が在籍をすることとなります。

そうなることで、他社との差別化を図り、競合優位性を築くことにもつながる可能性があることがメリットとして挙げられます。

人が定着をする福利厚生などの制度が整っている

人が定着をするためには給与面や福利厚生面などが整っていないと難しい。

なぜならば人は歳をとると様々なライフイベントを経験することになり、とにかくお金がかかります。

子供が1人生まれるだけで20歳までに2000万円近くの資金が必要になり、住宅を構えたら、ローンも支払っていく必要があるためです。

そのため、人が定着をし、年輩の方でも勤務ができるような状態にするためには、ある程度の給与の還元が行われないと定着は難しいです。

その結果、定着をしている企業においては制度等々が充実をしていることが挙げられます。

あっきー

確かに制度等々が充実をしていないと定着は図られないもんね。このようなメリットは転職者にとってみたら大事なことね。

そうだね。確かに長く勤められる会社に転職ができるってことはメリットだよね。でもね、一方ではデメリットも存在をするんだ。

勤続年数が長いことでの「デメリット」について

上記メリットを記載をしましたが、デメリットもしっかりと存在をします。

特に入社をしたばかりの方であれば、このデメリットを被りやすい可能性があり、注意深くみていく必要があります。

ポストが埋まっている可能性があり、新規登用がされにくい

新しい事業も展開していない企業で定着率が高い場合には組織の新陳代謝が行われていない可能性が高く、ポストが埋まってしまっている可能性があります。

そうなると優秀な方であっても登用されにくい場合があります。当然企業には定年退職によって毎年一定の退職者は存在しますが、中堅の年齢層の方が多い職場では、定年を迎える方が少ないです。

その間はポストが輩出されなくなります。

辞めさせない事が横行をしていて、活躍しない人も留まっている

やめる事がレピュテーションリスク(風評被害)に合う可能性があります。

そのため企業は人の定着に対して過敏に意識をして退職を止めるように働きかけています。

しかし、活躍をしていない方であれば組織にいても大きな収益につながることはなく、逆に辞めていただいたほうが組織全体の収益を上げることになります。

それを踏まえても辞めさせない企業というのは一定存在をします。

つまり、そうなってしまったら、適正に評価をを受け取ることは難しいです。

不本意な評価を受けたまま、なんとなく在籍をしている状況も生まれやすく、非常にぬるい環境の組織になってしまう可能性があります。

あっきー

なるほどね、確かに最近では離職率が高い=ブラック企業と捉えられることも多いもんね。

その傾向もあるよね。そしてポストが埋まってしまっている場合には、活躍の機会が得られないと考えて離職を考える人も増えてしまうよね。

勤続年数だけを鵜呑みにするのはダメ。この情報も必ずチェックしよう

募集が行われているかを確認する

ポストが埋まっていることに対しての改善が図られているかを確認するためには新しい部署や、職種での募集が行われているかどうかを見てみましょう。

これは企業の採用情報ページなどで、新設部署などが多く作られている様子や、新しい分野の人材が登用をされているケースではよいのですが、そうでない場合にはポストは埋まってしまっています。

その結果、なかなか希望の役職に到達するまでに時間がかかるケースが存在をします。

人材紹介会社などのサービスを活用して転職活動を行なっている場合には担当者に聞いてみましょう。

多くの人材紹介会社は勤続年数や組織の状態というのをヒアリングをしていたりしますので把握しているはずです。

そこで得た情報を鑑み、勤続年数が長いことへの捉え方を決めていくようにしましょう。

社内の雰囲気をクチコミサイトで確認をする

クチコミサイトには結構いろんな情報が記載をされています。

仮に活躍をしていない社員の方が多い組織では、クチコミサイト上に批判のメッセージが多数書かれていることが多いです。

そういうコメントを見かけたら要注意です。

単に辞めさせない風土があり、新陳代謝がされていないがゆえに勤続年数が長くなっているだけかもしれません。

特に下記のコメントを見かけたら要注意です。

  • 異動がほとんどなく、ポストも埋まり切っているため、長期的な活躍イメージがない
  • 若手社員ばかりが働かされていて、年輩社員があまり仕事をしていない
  • 社内がとにかく緩く、不正行為も横行をしている
  • 年功序列制度が取り入れられていて、仕事の成果は少ししか評価に反映をされていない

まとめとなりますが、勤続年数が長いということは良い事ではありますが、必ずしもメリットしかないとは思わずデメリットを探すようにしましょう。

勤続年数が長いということはあなたの活躍するポストも少ない可能性があり、自分が希望する職場風土かどうかは必ず抑えておくとよいです。


下記は当サイトのまとめ記事になっています。転職初心者が最短期間で実現する方法をイチから順番に解説をしています。ご覧いただくことで、いざ転職を考えた時に「無駄なく、効率的に、誰よりも可能性高く」行えるようになるので必見です。

励みになりますので、コメントくださいませ!
  • URLをコピーしました!

コメント内容は、丁寧に拝見させていただきます!

コメントする

CAPTCHA


目次