リファレンスチェックで転職がばれることがある【誰に頼むかが重要】

こんにちは、慎です。

選考も終盤に差し掛かると、企業から突然「リファレンスチェックをします」と言われることがあると思います。

ここで、リファレンスチェックとは何かをご存じでない方に対して解説します。

リファレンスチェックは下記の流れで進めます。

  1. 企業から「リファレンスチェック」を実施する旨を依頼される
  2. あなたの仕事の側面を知る人(推薦者)に、あなた自身がお願いをして承諾を得る
  3. 企業の人事担当が推薦者に電話連絡をして、ヒアリングを実施

このような流れでリファレンスチェックを行いますが、実施目的は下記です。

  1. 応募者が申告をした経歴が確かなものかを確かめる
  2. 面接で伝えていた内容が正しいかどうかの裏付けを得る
  3. 他人から見た応募者への印象と面接で人事担当が感じた印象に相違がないかの確認
  4. 人事担当者が掴みきれなかった特徴などを把握する

こういった目的で行います。

外資系の企業を中心に行っていたのですが、最近では国内の企業もミスマッチを防止する目的で取り入れる会社が増えてきています。

出典:エンワールド・ジャパン「中途採用における、リファレンスチェック実施状況調査」

エンワールド・ジャパンが外資系企業やグローバル展開をしている企業を対象に実態調査をしたアンケート結果となります。

ご覧の通り「84%」もの会社が知っているという結果となっています。

出典:エンワールド・ジャパン「中途採用における、リファレンスチェック実施状況調査」

リファレンスチェックの実施は、最終選考を通過した段階で行われることが多く、突然依頼をされるため下記のように不安を感じる方が多いです。

  1. 誰に依頼をしたらいいんだろうか…
  2. どうやって依頼をしたら引き受けてくれるんだろうか…
  3. 事前に推薦者には何を共有しておいたらいいんだろうか…

このように感じる方も多いです。

転職活動を水面化で進めているからこそ、急に依頼をされると困るリファレンスチェックですが、適切な対処をすることで、スムーズに乗り切れる方法を解説します。

この記事を書いている人

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それでは早速、リファレンスチェックを誰に頼めば良いのかの解説を進めていきます。

目次

リファレンスチェックを誰に頼むべきか

リファレンスチェックとは
出典:Parame「リファレンスチェック」

当然ですが、下記の条件を満たした方でないと依頼はできませんよね。

  1. 転職活動をしていることが伝わっても大丈夫な人
  2. あなたの仕事の側面を知っている人
  3. あなたと友好関係を築けている人

この人に依頼をする必要がありますよね。

リファレンスチェックでは、企業の担当者にあなたの事を伝えるわけなので、当然ながら「良い印象」を伝えていただける方を選ぶ必要がありますよね。

そして、当然リファレンスチェックは「仕事上の印象や実績」などを話す必要があるため、あなたの仕事の側面を知らない人については依頼はできませんよね。

また、リファレンスチェックを依頼する時点で、あなたが転職活動をしていることは必ずバレますので、その辺りの守秘義務を守ってもらえる人でなくてはなりません。

そうすると、意外と依頼ができる人って少なくありませんか?

なので、リファレンスチェックを依頼をする人は自ずと下記のような方が選ばれることが多いです。

  1. 前職の上司
  2. 前職の同僚
  3. 現職の別部署の同僚

ちなみに、よくリファレンスチェックの依頼を受けると「現職の同じ職場の同僚で秘密を守ってくれそうな人」をアサインしたくなりますよね。

結論、このタイプの人は避けるべきだと言えます。

理由は下記をご覧ください。

  1. 万が一、秘密が守られなかった時に、すぐに上長に伝わり転職活動を断念することになる
  2. 同じ職場の同僚であれば、あなたが退職意向があることを否定的に見るようになる

こうなりませんか?

当然活躍されているあなたが退職をすれば、その皺寄せが残された同僚に配分されるわけで、同僚にとってみたらあなたが退職をすることは何も良いことはありません。

だからこそ、リファレンスチェックの依頼を受けたとしても、最大限支援をしたいとは思わない人たちが多いので、いかに近しい仲だったとしても依頼をすることは控えた方が無難です。

あっきー

だとすると、どんな人に相談をすればいいのか思いつかない…

こうなってしまうと思いますが、現職で選定をする必要がある場合には下記を参考にしましょう。

  1. 異動などを経験していた場合には、前部署の同僚
  2. 仕事のやり取りはないものの、同じ会社で親交がある人

この方々は、あなたとの直接的な利害関係はないため、リファレンスチェックに応じてもらえる可能性が高いです。

リファレンスチェックって、違法じゃないの?

こちらは結論、違法ではありません。

個人情報の保護に関する規定は下記のようになっています。

個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)

第十六条 個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、前条の規定により特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。
2 個人情報取扱事業者は、合併その他の事由により他の個人情報取扱事業者から事業を承継することに伴って個人情報を取得した場合は、あらかじめ本人の同意を得ないで、承継前における当該個人情報の利用目的の達成に必要な範囲を超えて、当該個人情報を取り扱ってはならない。

候補者の情報を取得したいがために、企業が勝手に候補者の同僚に連絡をして取得をした場合には、違法になりますが、予め承諾を得ている方に対してのヒアリングであれば問題ありません。

だからこそ、必ずリファレンスチェックが行われる場合には、あなたに事前の連絡がいくようになるため、無断で取得をされるということは心配しなくてOKです。

ここで、気になる点ですが、企業は手間をかけてでも候補者の周囲の情報を知りたいと思っているわけですが、その理由についても触れておきたいと思います。

周囲の人の評判は真実である可能性が高いと思われている

リファレンスチェックで聞き取りをした情報は、採用の合否として生かしている企業がどのくらいいるのかという観点です。

結論としては「70%程度」が合否に影響をすると回答をしており、他者の意見がいかに重要であるかがわかります。

出典:エンワールド・ジャパン「中途採用における、リファレンスチェック実施状況調査」

理由に関してはさまざまなものがありますが一例を照会すると下記のことが影響をしていると言われます。

  1. 一定の人徳がある方なのかどうかを見極められる
  2. 本人は決して口に出さない、応募者の悪い部分を聞き出すことができる
  3. 応募者が嘘を述べた時に、整合性が取れなくなるため、裏付けができる

ここは大事な要素として捉えられています。

なので、リファレンスチェックはただの形式上のものと捉えず、最大限気をつけながら行う必要があります。

リファレンスチェックで聞かれることのまとめ

おそらく、リファレンスチェックで一番気になる点ではないでしょうか。

この内容が分かれば、依頼をした方と事前に口裏を合わせることができるので、失敗を回避することができます。

この内容は私自身が友人のリファレンスチェックを受けることが多いのですが、そこで聞かれた内容をまとめたものになりますので、すぐに参考にすることができるはずです。

それでは、結論からお伝えをします。

  1. どんな仕事を行っていたのか…
  2. どんな成果を上げていたのか…
  3. 周囲からどんな期待を与えられていたのか…
  4. 本人仕事をする上で、どんな取り組み方をしていたのか…
  5. 周囲から見た本人の強み…
  6. 周囲から見た本人の弱み…
  7. 面接で本人が言っていた強みや弱みについて周囲としてはどう思うか…

こんな内容を、概ね30分程度の電話でヒアリングを受けます。

上記のことについて事前に応募者と口裏を合わせておけば、ある程度のことは話せると思いますが、企業の人事担当者は当然口裏を合わせていることぐらいお見通しです。

そのため、質問は下記のように尋ねられることが多く、しっかりとした対策が必要です。

  1. その答えは、なぜそう思ったのか…
  2. 具体的にどんなエピソードが挙げられるのか….
  3. あなた(推薦者)以外の同僚はどう思われていたのか…

こんな形で結構深掘りをされます。

なので上部だけのすり合わせになると、深掘りをされた時に答えられずNGになる可能性が高くなります。

なのでしっかりとした対策を講じるようにしましょう。

リファレンスチェックあるある

基本的には事前にすり合わせをして、情報共有をしておくだけでOKです。

その中で、困ったことも起きうるので、把握だけはしておくと対策がとりやすくなります。

  1. リファレンスチェックの推薦者を2名選定してほしいと企業に言われてしまう…
  2. リファレンスチェックを現職の方に限って選出をしてほしい…
  3. 電話ではなく、オンライン面談で実施させてほしい…

このようなことは実際に起きたケースですが、大手の外資系の企業などでは複数人の推薦者を立ててヒアリングすることはザラにあります。

そのため、複数人対象となりそうな方を日頃よりピックアップをしておくことが大事です。

また、電話ではなくオンライン面談で実施をさせてほしいと言われる場合には、あなたの表情等々から嘘を言っているかどうかを見極めるために、行うということがあります。

こうなった時も、事前にやるべきことは一緒なので焦らずに実施をしていたければなんら問題はありません。

まとめになりますが、リファレンスチェックで気を付けるべきポイントは下記です。

  1. 依頼をする人を間違えないこと
  2. リファレンスチェックを実施する前に面接で話した内容を共有すること
  3. 予め質問をされそうな項目に対しては応募者の意見をすり合わせておくこと

この三つです。

難しく考えずに、相手の良い部分をオーバーに伝えることなく真摯に応えるだけで問題ありません!

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