転職エージェントに頼り切るデメリットとは?【誤判断の可能性あり】

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こんにちは、慎です。

転職活動を進める中でエージェントを活用しているものの、頼り切りになっていることはありませんか?

エージェントは下記のことをしてくれるため、ついつい頼りがちになる気持ちはわかります。

  • 自分に適している(であろう)求人紹介
  • 自分の強み・弱みのアドバイス
  • 職務経歴書のまとめ
  • 企業との面接調整
  • 内定時の条件交渉

このように、転職エージェントは至れり尽くせりな上に、転職者が支払う費用はゼロ円なので、多くの方が転職エージェント経由で活動を進めているのではないでしょうか。

ただ、転職エージェントに頼り切りになることは、自分の選択肢を狭めてしまっている可能性もあるため、注意が必要です。

その理由について、解説をしていきます。

この記事は下記のような方におすすめです!

  • 転職エージェントを主体で進めていて、基本的にはコンサルタントに言われるがままの人
  • 転職エージェントを1社しか登録をしていない人

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  • 人材業界経験17年目
  • 転職経験3社
  • ブラック企業での勤務経験あり
  • 2000名以上の転職相談
  • 1000社以上の支援実績
  • ド底辺から社長賞受賞まで経験
  • 現在は人材紹介に従事

転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。

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なぜ、転職エージェントに頼り切りだとダメなのか

言わずもがなですが、転職エージェントは、採用が決まって初めて収益となります。

そのため、全ての人に満遍なくサポートをしていくのは難しく、直近で収益につながりそうな方に優先順位を割り当ててサポートをしています。

具体的には下記の方に手厚くサポートをします。

  • 直近で転職をしたいと考えている人
  • 職務経歴書など手直しが少ない人(手間が比較的かからない人)
  • コンサルタントが進めた求人をスムーズに受けてくれる人

こうなります。

限られた時間を有効に活用するためには、候補者に濃淡をつけてサポートをしていかないと、とてもじゃないですが仕事が回らなくなるため、当然です。

そのため、下記のようなことを行ったりします。

  • 合格が出る企業を優先的に紹介をする
  • 年収が高い企業を優先的に紹介する(報酬が高いため)
  • 多数応募をしてくれ、確率論的に合否が出やすい状態を作る

このような対応をされた方も多いのではないでしょうか。

多数応募をしてほしいとエージェントが言い続けるのは上記の理由からです。

逆に、こういった対応を拒否し続けていると転職エージェントから塩対応ををされます。

ただ、ここでひとつ考えてほしいことがあります。

あなたが転職先として希望をする会社は「合格率の高い会社」なんでしたっけ?

また、年収が高い会社が判断軸となって良いのでしょうか?

Eさん

僕は仕事のやりがいを求めているので年収のこだわりはない…

こういう方も当然転職希望者の中にはいますよね?

ただ、あなたが仕事のやりがいを求めたいと思っていても、年収が低く、合格率の低い会社があったとしたらエージェントは紹介をするインセンティブが働くでしょうか?

おそらく、ほとんどの転職エージェントは紹介を控えると思います。

このように、あなたの希望があったとしても、あくまでエージェントが紹介をするのは合格率の高い会社と年収が比較的高い会社を商売的に薦めることが多いです。

前置きが長くなりましたが、エージェントに頼り切りになると下記のような弊害が生じます。

  • 本当にあなたが望む会社が紹介されない可能性がある
  • ワンランク高い企業のマッチングができない

このような結果になりますよね。

なので、転職エージェントに頼り切りになると、本当に自分にぴったりの会社が紹介されないリスクが生じるため、複数の情報の中から精査をしていくことが重要なのです。

転職を行う主体者はあなた自身だから

二つ目の理由としてはこちらです。

当然転職をして、実際に入社をするのはあなたです。

当然、さまざまな調整などをエージェントが主体的に行ってくれるというメリットは享受できますが、仕事そのものを探し、決定するのはあなたがしなくてはなりません。

エージェントから紹介を受けるのはとても有効ですが、下記観点が不足していませんか?

  • あなたが抱える細かな条件まで網羅的に満たした求人じゃない可能性
  • コンサルタントが言っていることが、正しい判断じゃない可能性

転職をする際に、当然ながら自分の人生に多大に影響をするため、細かな条件まで気にしながら進めていくべきです。

また、コンサルタントがアドバイスをしてくれていることが100%正しいとは限りませんよね。

とにかく転職のプロという立場で頼りっきりになってしまうと、あなたが後悔をする判断である可能性も否定できませんよね。

当然、転職をするまでがコンサルタントの役目なので、そこまでのサポートは最大限行ってくれますが、それ以降のサポートは一切ありませんよね。

だからこそ、多くの情報を手にして、正しい判断を自らが行っていくことが重要で、すべてをコンサルタントに委ねて流されるようになってしまうと、転職後に後悔をする可能性が高くなります。

コンサルタントは転職支援のプロであり、活躍支援のプロではありません

エージェント企業によっては、転職後の活躍を見据えて転職をサポートなんてキャッチワードをしている企業もありますが、実際には業務範囲として転職後のサポートはありません。

  • 転職を進めるために必要な最低限の知識
  • 転職課題となっていることへの対処法
  • あなたが転職できそうな企業の紹介
  • 転職を実現するための数々の手続き
  • 退職を申し出て転職を確実にする方法

これだけです、さらにお話をすると、転職エージェントはあなたに入社をしてもらわないと報酬が一円も入ってこないために、誘導をしながら進めることが多いです。

そうすると、活躍は度外視をして、とにかく入社が実現できそうな状態にするために誘導もします。

その結果、エージェントに依存をしてばかりになると、うまく誘導に乗せられてしまいます。

結果として入社したとしても、本来解決したいと思っていた課題が解決されないことはザラです。

だからこそ、自分が正しく活躍できるイメージのある会社をしっかりと描き、そこと照らし合わせながら自らの転職活動を進めることが大事となってきますよね。

言わずもがなかもしれませんが、活躍をするための環境は下記じゃないとダメですよね。

  • 新しい職場の仕事が着実に行えるかどうかのイメージを持てるか
  • 新しい環境の人たちと協力しあいながら進められるかどうか
  • 活躍をするための能力が自身に備わっているかどうか

これが必要ですよね。

なので、自分で転職の軸を決めて、そういったイメージをブレさせることなく活動を進めていく必要がありますが、エージェントに頼り切りになると、ここが失われてしまいます。

転職エージェントに頼り切りにならないために、行うべきこと

とにかく複数の見解や、様々な視点から判断をしていくことが重要です。

具体的には下記となります。

  • 求人をひとつでも多く知ること
  • アドバイスを多角的に見ること
  • 気になる点を残すことなく把握
  • 何を解決すべきか、優先順位をつける

この4つの視点がとても重要です。

そのため、転職を確実に進めている方下記のことをしています。

  • 転職エージェントを複数登録をして、紹介求人のリサーチをする
  • 重要な意思決定は即断即決をせず、その場を離れてから今一度考えること
  • さまざまな観点から、自分が行おうとしている行動は正しいかの判断をすること
  • 決定をする際には、自身が定めた課題解決が実現できるかどうかを立ち戻ること

この観点を持っておく必要があります。

そのため、複数社のエージェントや転職サイトを登録したり、友人や知人などにも相談をしたりと綿密な確認をしながら転職を進める必要がありますが、頼り切りになるとこの点が欠如をします。

そうならないために、下記の記事からまずは数社登録をして並行をして転職活動を進めましょう。

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