こんな方の悩みを解決する記事を書いています

職務経歴書を書く前に、自己分析が必要だということはわかるけど、具体的にどんな方法で分析をしていけば良いのかがわからない。



文章を書くのがさほど得意ではないので、端的に書いた方が良いと言われても、まとまりのある文章にすることができない。[



転職回数が多いので、職務経歴書に関してはどうしても長くなってしまう。
そんな人に向けた適切な書き方を教えて欲しい。
こんにちは、慎です。
職務経歴書の書き方で悩んでいる人が多いので、この記事を書きました。
転職を行う上で必ず行き詰まるポイントとして自己分析をした上での職務経歴書の書き方ではないでしょうか。
人事担当者に真っ先に伝わる情報ゆえ、細心の注意を払って記載をしたいものですよね。



職務経歴書の書き方の全てがわかる記事になっています。
この書類に悩む時間は本日解消されることをお約束します。
ただ、自分の事を分析し、そして伝わりやすいように校正をし、長くもなく、短くもなく適切な文量で記載をしなくてはならない書類ゆえ、再考に再考を重ねてしまいます。
その結果、いつまで経っても書類が完成しないという悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
そんな方のために、職務経歴書の抑えておくべきポイントを簡単にまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。



結論としては、職務経歴書は2〜3ページでまとまっていることが好ましく、端的な表現を用いるほうが、人事担当者には好まれます。
この記事を書いている人


- 人材業界経験17年目
- 社長賞受賞経験あり
- 2000名以上の転職相談
- 1000社以上の支援実績
- 求人広告経験
- 人材紹介業経験
転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。
本記事では「職務経歴書はなぜ必要なのか?」「どんな事を人事担当者は知りたいと思っているのか」「どんな文章が好まれるのか」という3つの視点を解説し、通過率の高い書類を自らが作ることができるようになります。
そもそも、職務経歴書と履歴書はなんのために必要なのか?


当たり前のように提出をする書類に「職務経歴書」と「履歴書」がありますが、現在ではWeb上で応募をされる方がほとんどなので、先ずはレジュメに書き表すということが応募をする際に必要となってきますよね。
書類選考を通過された場合には、双方の書類を持参して面接時に手渡しをするのが一般的な流れになっています。
そもそも、このような書類はなんのために必要なのか、その意味合いについて先ずは理解をいただく必要があります。
それぞれの特徴を書きに記させていただきましたので、まずは双方の書類の意味合いを理解していただけると幸いです。
履歴書とは
在籍した会社名や部署名を一覧で概要としてお伝えをするものになります。
主に、職務経歴書の索引だと思っていただければニュアンスとしては近いと思います。
先ずは人事担当者は履歴書を眺め、あなたがどんな人物なのかという概要を掴みます。その上で気になるポイントについては職務経歴書で詳細を把握するようにしていきます。
そのため、履歴書に関しては、あくまで索引というイメージを以て利用をされるため、変に脚色などをする必要はありません。
とにかく、端的に記載する必要がある書類となります。
長い文章で記載をしても索引としての役割は果たせず、どちらかというと箇条書きのようなシンプルな構成の方が人事担当者には好まれます。
- 端的に記載をする(箇条書きで良い)
- 職務経歴書と連動性を以って記載をする必要がある
- 手書きでなくても構いません



人事担当者の興味を惹きそうな内容を盛り込んだ方が良いので文章でがっちりと書いた方がいいんじゃないの?



なるべく目に止まり、理解しやすい内容を短文で記載をする方が、相手にとっても読みやすいと感じてもらえるんだ。
職務経歴書とは
履歴書が簡潔に記載をされた索引だとしたら、職務経歴書は要約となります。
人事担当者は面接時に履歴書と職務経歴書を並べて書類選考をします。
履歴書で気になったポイントについて職務経歴書を眺めてより深い理解をするということに使うため、履歴書と職務経歴書の内容はリンクしている必要があります。
ここで書き方のポイントですが下記を必ず守ってください。
- 5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)の視点で記載をする。
- 記載項目は学校を卒業してからの全ての経歴を記載しましょう(どんなに多くても)
- 必ず「輩出した実績」を中心に記載をすること
上記のことをひとつひとつ解説をすると、5W1Hの観点を網羅しなければ、起きた事が素晴らしいことなのかといった尺度が伝わらず、結果として多大な成果を輩出していることだったとしても決して伝わりません。
そして、経歴が学校卒業から全て記載がないと、転職回数を把握することもできませんし、何より言えない経歴なのではと勘繰られてしまうことにもつながります。
そのためどんな短期間の職歴だったとしても記載をすることが望ましいです。
また最後に掲げた実績の内容ですが、売り上げを例にとって解説をすると、額面の大きさというのは人事担当者はさほど興味を示しません。
どちらかというと売り上げを輩出したプロセス(何をどのようにしたのか)という点を着目していることが多いたです。
実績数値を記載して、その上で理由を記載するというセットで書くことを心がけましょう。
人事担当者は書類選考の目的をどう捉えているのか



人事担当者は何の目的があって、この書類を見ているの??



いい質問だね。書類選考をする目的というのは、多くの候補者の中から、大雑把なふるいをかけることを目的にしているんだ。
大手転職サイト運営会社のエン・ジャパン株式会社がまとめた「採用担当者は応募書類のココを見る」のアンケート結果によりますと、人事担当者は書類選考を下記のような観点で行っていることがわかります。


人事担当者も当然ながら限られた時間の中で面接をしています。
そのため、自社の採用に近い方を優先的に面接をする必要があり書類選考ではまずは大枠として求めている条件と合致をしているかどうかを書類上で判断をします。
その中で合致をした人を優先的に面談をしていくわけですが、全員と会うことが時間的に難しい場合には、ふるいにかけた方の中でも極めて会ってみたいと感じた方のみ書類選考通過の連絡をしています。


つまり、提出をした書類で「求める条件と合致している」ことと「会ってみたいと思わせる」という二つの視点をクリアする必要があります。
前者は求人票などで事前に把握することができるため、合致をした先に適切に応募をすることで対策はできるようになりますが、後者に関しては「会ってみたいと思わせる魅力的な文章」にしておく必要があると言えます。
その中でも、人事担当者が敬遠する書類として、退職理由や応募動機、自己PRなどが不足をしている(もしくは5W1Hの視点で書かれていない)という書類に関しては見送る可能性もあります。
本項目については必ず充実した文章を入れるようにしたいところです。



そのため自身の時間を有益な時間に充てたいというのは当然なことなので、ふるいにかけることはどの会社も当然なこととして行っています。
結局、どんな書き方が好ましいの?(5W1Hの視点と、数値の表現)





ここでは大事な話なので、5W1Hについての書き方について少し触れておきたいと思います。
Who(誰が)When(いつ)Where(どこで)What(なにを)Why(なぜ)の5つの頭文字を取った5Wと、HOW(どのように)というHの視点を入れた5W1Hですが、ビジネスではこの書き方が一般的とされています。
なぜかというと、あなたが経験をしたシチュエーションは、当然ながら他人は知りえません。
そのため、その背景をお話いただかないと、なぜ、そうなっているのかという因果関係がつかめず、その事柄がどうだったのかを判断することは難しくなります。
そのため背景を5W1Hの観点で話し、相手にシチュエーションを理解していただくために用います。
NGとなる書き方(5W1Hの観点が欠如)
- 社長賞を受賞しました。
- 営業ランキング1位になりました。
- 顧客からの感謝をいただきました。
これだと、せっかくの実績も、その素晴らしさがよくわからず、相手に伝わない事が容易に想像できますよね。
ポイントとしては社長賞を受賞したのは誰が受賞をしたのか(Who)いつのタイミングで受賞をしたのか(When)どういった場所で受賞を受けたのか(Where)何を評価されての表彰となったのか(What)なぜあなたが受賞をしたのか(Who)の視点を盛り込む事が重要です。
Goodとなる書き方
2021年の4〜7月の期間の実績を考慮の上、2021年8月1日の全社キックオフにて社長賞の受賞しました。
こちらは総勢1,500名の中から1名のみが選出するタイトルとなっています。
評価のポイントと致しましては、業績の150%達成の実現、そして営業プロセスを汎用化し、周囲の方に伝達をしたところ、他者も120%の業績伸長を図ることができ、実績面・汎用化面の双方がシンボリックであると評価
上記のように、5W1Hの観点で記載をすると、他者からはそのタイトルがいかに貴重で、受賞が難しいものであるかといった尺度を持たせる事ができます。
その上で、受賞の理由となぜその成果を輩出できたのかといった背景を説明することで、上記の例だと汎用化が得意な方という印象を与え、入社をしていただいたとしても活躍が見込めるだろうと印象付けることができます。



その賞の受賞がどれだけ素晴らしいことなのか、人事担当者としては尺度がわからないので把握できないもんね。



人事として、成果を輩出するまでのプロセスは自社に置き換えても発揮できるかどうかは判断しておかなくてはならないからね。
ここで、注釈をお伝えしたいと思います。
上記でも記載をした通り、とにかく相手に尺度をイメージさせるには数値の記載が必要です。
例えば「自社の成績の中位ぐらいです。」と仮に表現をしたとしても、自社には何人の人がいて、中位というのは具体的に何番目なのかがわかりません。
そのため「5人/10人」だったかもしれませんし「4000人/1000人」だったかもしれませんので、曖昧な表記を使うと、相手に適切に伝えることは難しくなります。
そのため書類に書き示す適切な書き方は下記のような内容になりますので、参考ください。
- 全営業所100名のうち、営業成績20番目となっています。
- 売り上げ500万円を6ヶ月の期間で輩出をしました。
- 表彰は6ヶ月に1回選出されるもので、総勢10名の方が選出されます(全社員1000人)
他、記載方法で気をつけておかなければならない観点


職務経歴書に記載をする項目やイメージは持つことができましたでしょうか。
次は大事な各順番について解説をしていきます。
この書き方についても逸脱した記載をすると相手にイメージが伝わらず、せっかくの良い情報も与える印象としては悪いということにも繋がりかねません。
まず、絶対に抑えておく書き方についての説明となります。
- 日付の記載は「和暦・西暦」のどちらかで統一をする
- 誤字脱字などが無いように、二重三重でチェックをする
- です。ます。といった語尾は統一をする
- 句読点、濁点は適切に用いて読みやすさを意識する
上記は文章を書く上で最低限心得ておきたいポイントです。
慣れない職務経歴書の記載をする際にはより気をつけていただき、統一性を持った書類に仕上げていただくことが重要です。



誤字脱字は当然何回も見直すことによってなくせるけど、文章の統一さや、ですます調という部分は整えて置く必要があるのね。



そうだね。大事な視点としては人事は限られた時間の中で、書類に目を通しているということだね。
今の仕事で、どのような成果を、どう輩出したのか
もし営業職などの職種に就かれている方であれば「売上金額」「利益金額」などを書き出してみる事をオススメします。
大事な事は、その数値が全体のどの程度の順位なのかを示す必要があります。
そのため曖昧な表現は避けて、なるべく具体的な数字を交えて整理をすることをオススメします。
例えば、○○という課題があり、それを改善することが、■■といった結果に繋がり、成果として輩出することが可能と考えた。実現するために◯◯という課題を「要素A」「要素B」「要素C」といったカタチで分解をしました。
その結果、要素Aには▲▲という対策が適切であると感じ実行をしました。結果・・・・でした。
といったように、課題を何と捉え、どのような分析をして、どう解決をしたのか
。いわゆるPDCAの観点が大事であり、その点を考慮して整理をしてみましょう。
なぜ、その選択肢を選んだのか
大事なのは成果ではありますが、その成果を輩出したプロセスにこそ、活躍の裏付けとなる要素が含まれています。
課題に対して、どんな解決策を講じたのか。それを転職企業は重視をしています。
その中で、なぜその解決策を用いたのか。という事に対しても言及できるようにしておきましょう。
様々な解決案があったなかで、どのようなメリットとデメリットがあり、最終的になぜこの解決策を選択したのか。という事を整理しておくと良いでしょう。
自分自身の得意・不得意を具体的なエピソードを含めて整理をする
得意・不得意は誰にでもあります。企業はお任せをしたい仕事を取り巻く環境下でチカラを発揮いただけるかどうかを気にしています。
そのため得意な事は具体的なエピソードを用いて話をすることが最も伝わりやすく、その整理も準備段階で揃えておく事をオススメします。
また、不得意な事柄に関しては、それを補う努力をどのようにしたのかといったこともセットで伝えることで、補完をしようとしている姿勢を企業にアピールをすることができ、プラスのイメージに変わります。
どんなことでも隠すことは控え、プラスに転じるような書き方をしてみましょう。
職務経歴書はフリーフォーマットだけど、順番はあるので注意せよ
職務経歴書はWordなどを用いて書くということが一般的になってきたので、手書きで書く必要はありません。
そして職務経歴書はドキュメント記されるので、ある程度自由度が高い記載が行えるようになっています。
しかし流れを逸脱した書き方をしてしまうと、前項でもお伝えをした通り読みにくい文章となってしまいます。
下記の順番を守っていただき記載をしていただくことをお勧めします。


【1】日付・氏名・タイトル
いつ記載をした書類なのか、日付を明確にします。
その下「職務経歴書」と記載をし、自身の名前も入れておくことを忘れずに行いましょう。
この部分についてのフォーマットは普遍的なものではありますので、他のサイトにある職務経歴書のフォーマットをそのまま用いてもOKです。
【2】職務要約
過去から現在に至るまでの職務の流れを文章として記載をする項目になります。
例えば2000年から2015年までA社で営業職として従事をして、その後2015年より現在に至るまでB社でコンサルタントとして従事をしていますといった全体を簡単にまとめた文章の記載が求められます。
【3】職務経歴(企業情報)
どのような企業なのか。規模・業界・売上高、社員数、業務内容等々に至るまで記載をしましょう。
こちらはHP等々の事業内容の欄を参考にしながら書き入れていくことをオススメします。
ここでは特段脚色などを入れる必要はありません。簡素なもので構いませんので会社のHPに習い記載をしていただければOKです。
【4】職務経歴詳細
5W1Hの観点で、現在までで就業した全ての会社についての記載を行いましょう。
ここで気をつけたいこととしては在籍期間が履歴書と食い違っているという事態は控えましょう。
整合性が合わないと思われた段階で、人事担当者があなたを見る目が厳しいものとなり、面接が思うようにいかなくなります。
【5】ポイント
経験職務の特に際立たせたいポイントを記載します。
何を主張をするかによっても人事担当者のイメージはことなるものゆえ、特にこの項目に関しては5W1Hはもちろんのこと、自身が評価をされたポイントなどを詳細に記載をするようにしましょう。
また、その内容が客観的に素晴らしいものなのかを他者に見ていただき設定をすることをお勧めします。


【6】スキル・活かせる知識
上記の職務経験により何を学び、何をスキルとして培ったのかを記載ください。ここは概要ではなく、詳細な内容を記載する必要があります。
例えば、マネジメント職を経験した場合「10名程度のマネジメントを経て、コーチングスキルの向上、部下へのコミュニケーション、労務管理といった能力が身につきました」と記し何の能力が備わったのかをイメージできるようにしましょう。
【7】資格・免許
ここは取得をした資格を記載しましょう。
民間資格・国家資格等々は問いませんが、業務に不必要な資格に関しては記載をいただかなくて結構です。
不明な場合には、念のために記載をしていてもマイナスポイントとはなりませんので、自身の判断の上記載ください。
【8】自己PR
自身がどのような人物で何に長けていてといった、その会社で活躍をするために何が備わっているのかを記載しましょう。
ここは企業にアピールする大事な項目になります。
とにかく重要なのが相手の企業に入った時に役立つものが書かれているかとなります。その点を考慮して、端的にまとめるようにしましょう。



確かにこれを書き表すのは本当に難しいね。
ただ、きっとこの流れが一般的なフォーマットということで人事も読みやすいんだろうね。



そうそう、この下りが一般的なので、あくまでフォーマットは崩さず、そして分量としてもこの程度にとどめて置くと好ましいよ。



でも、本当に書くのが難しいんだけど、書き方に困っている人って私だけなのかな?みんなこんな難しいのをすらすら書けているものなの??



次の項目でもお伝えするけど、ほとんどの人が職務経歴書の書き方について悩んでいるので特段行き詰まるのは珍しいことではないから安心して。
職務経歴書に行き詰まりを感じている人は多数、どうすれば良いのか?


職務経歴書を書く事はとても重要ではあるものの、多くの方はどのような点について苦労をしているのでしょうか。
「Biz Hitsの職務経歴書の作成で苦労した項目ランキング(500名アンケート調査)」での結果をもとに解説をします。




このように、自分のことをどのように書いたら良いのかわからない。
今までどのような仕事をしてきて、それらをどう表現をすることが適切なのかがわからないといった整理においての時間がかかっている事が挙げられます。
そのため先ずは自己分析に適切な時間を費やして、その後に文章に記載をするということが大事だということがわかります。
ただ、営業職のような数値で成果が表すことができる職種であればよいのですが、管理部門における職務経歴書の書き方は少し工夫が必要です。
当然、定量的に仕事の成果を出せないので、結果的に定性的なものを中心に書くことになり悩みがちです。
そんな時には成果を金額に換算をしたらどうだったのか。という視点を入れるようにしてみましょう。
管理部門系の成果の書き表し方



管理部門内で○○という二重業務があり、その点をRPAなどのオートメーション化を仕組みとして取り入れました。
ただ、当然売り上げなどへの影響は書き表せません。観点を教えてください。



]そのケースは月に何件くらい発生をしていたことで、1件あたり何分程度がかかっていたんですか?



そうですね〜、1件あたり10分程度の業務で、月に50件は最低でも発生をしていましたね。



二重業務を解消したことによって250分の時間が月あたり削減されたわけですね。
ちなみに、Aさんの部門の平均時給単価ってどのくらいなんですか?



あくまで、正社員の給与を割り戻しただけなんですが、1000円くらいになりますね。



Aさんの仕事の成果は「250分×1000円」の削減ができたんですね。
つまり月あたり25万円の経費削減ということですね。
上記のように、成果をおおよその時間単価で割り当ててみると、削減をした金額が見えてくるようになります。
それが管理部門系の職種においての成果の出し方で、この成果がどれほどのインパクトを与えたものなのかを、金額というわかりやすい尺度で記載をして示すという事をオススメします。



気になることを尋ねたいんだけど、私自身少し転職回数が多くって、人事担当者のイメージがよくない気がするんだけど、どうすれば良いのかな?



次の項目では、転職回数が与える影響について解説をして、その後に、回数が多い人の書き方についてレクチャーをしてみるね。
転職回数が多いと、なぜ選考が不利になるのか?


すぐに退職をしてしまうイメージがあるため
企業は採用に対して多くの時間を使い、そして採用費用を使いながら、苦労をして選考活動をしています。
当然ながら入社をいただいた方はずっと勤務をしていただきたいと考えています。
転職回数が多い方に関しては定着をしていただけないのではと考え、多くの企業では、転職回数は○回までの人を対象にするということを定めています。
現在はキャリア形成の風潮が強くなってきたため、転職回数は以前ほど厳格に見られるような項目ではありませんでしたが、一般的には20代であれば、2回まで。
30代であれば、3回までと捉えられている場合が多いです。
それ以上の転職回数を行なっている場合には書類選考上で目を引く何かを記載しないと通過をすることは難しくなります。
一貫性がないと捉えられるため
例えば、様々な職種を経験している場合には、職業の一貫性がないと思われ負のイメージを持たれます。
具体的には営業を経験し、その後に外食の店舗スタッフを経験し、その後に警備スタッフなどの仕事をしている方などがケースとして挙げられます。
職業の一貫性がないというのは自身の強みを見つけられていないのではと捉えられ、即戦力を求める中途採用においてはこの状況は致命的であり、悪いイメージを与えてしまいます。
この場合においても明確な退職理由を記載して相手に納得をしていただく工夫が必要になります。
経験が乏しいと捉えられるため
1つの仕事を追求すれば経験が多く身につけられるわけではありませんが、仕事を転々としてしまっては、深い仕事までを着手することは難しく、経験が乏しい状態となります。
そうなると単純作業はお任せできるかもしれませんが、経験を用いて考える仕事においては少し難しさが生じます。
そうなると短期間での転職をしてしまうと経験が乏しいと捉えられ、書類選考ではマイナスイメージとなります。


職務経歴書の書き方は2パターン存在する
編年体式での記載方法


一般的な職務経歴書の記載方法です。
これは時系列で記載をしていくイメージで、先頭に会社の概要が記載をされ、職務の内容という形で続く形式になります。
これは履歴書と見合わせた時に、わかりやすい表記となっており、一般的にはこちらを用います。
しかし転職回数が多いと、この項目が多岐に記載する必要があり、数ページもの職務経歴書になってしまうので適切ではありません。
その場合の方法については、下記のキャリア形式での記載をオススメしています。
キャリア形式での記載方法


上記の記載方法では職務要約で全体として経験をしたことや、それぞれの会社の特徴について簡単に整理をします。
職務に関しては簡素化をし概要だけを記載し、職務内容の記載を充実させていくといった記載になります。
職務経歴は上から新しいものを記載をしていき、古い職歴に関しては経歴概要でまとめてしまうという内容になります。
そうすることで数ページもの記載にならずにすみ、要点としては数々の職歴で培った「能力」をアピールポイントとして強めに書き、相手にその項目においては評価をいただく書き方になっています。



なるほどね、どちらも経歴は滞りなく記載をしているけど、何を基軸に書くかで印象はぐっと変わるわね。



転職回数が多いのはデメリットに捉えられがちだけど、視点を少し変えて記載をすることでメリットになって伝わることもあるんだ
デメリットをメリットに転換をして記載をする


デメリットは見方を変えるとメリットになることがある
例えば営業職を例に挙げて考えてみると、商材によって求められる能力値は異なります。
例えば、法人相手の営業と、個人相手の営業では話し方や振る舞い方が変わります。
また、対象とする顧客層によって求められるものは異なり、また、販売単価が高いものもあれば、安いものもあります。
営業の手法なども異なり、同一商品を売り続けることはキャリアアップにはつながらないのです。
そのため、様々な商材を担当することにより、幅広いセリングスキルを身につけ、結果的になんでも販売ができる凄腕の営業という形でアピールすることができれば、相手の心象も良いものとなります。
実はデメリットではない可能性もある
転職回数が多い場合には環境的要因もあります。
例えば勤めている会社が残念ながら倒産をしてしまったなどは、あなたの能力は関係のない事柄であり、どうしようもありません。
そのため倒産や業績不振などを理由に退職をする場合には明確に理由を述べることで、企業からは致し方ない理由と捉えられ、キャリアには大きな影響を及ぼしません。
さいごのまとめ、仕上げの中で、下記をやりましょう


事実を捻じ曲げることは絶対にNG
職務経歴書の書き方についてはキャリア形式の記載を参考にいただければと思いますが、決して嘘や割愛は控えましょう。
そのような形で企業に提出をしてしまうと、必ず突っ込まれるようになります。
逆に記載をされていない項目は後ろめたいものだと捉えれてしまうために、少しの記載でも構いませんので必ず全項目を網羅して記載をするようにしましょう。
悲観的な表現は一切使わない
あえて、悲観的な表現は職務経歴書に記載をしないようにしましょう。
例えば「転職回数が多いは懸念点として挙げられますが・・・・」といった表記や「現職での成績が伴わず・・・・・」などの記載はマイナスイメージです。
前項に記載をさせていただいたように、デメリットをメリットに変える工夫を行い、少しでも良いイメージとして伝わるよう記載をしましょう。
箇条書きで書き出した強み・弱みを最低3人に見てもらう。
自分で整理をしていると、都合よく解釈をしてしまいがちです。
そうなってしまったら良かれと思って自身をアピールしても人事担当者には、あまり響かず終わってしまうということもありがちです。
そうならないためにも、自身の強み・弱みと感じていることを書き出しをした上で「3人」の方にご覧いただき、他者の意見も含めながら整理をしていくことをオススメします。
客観的な意見も取り入れることで、情報が整理をされ、逆に不足をしている事柄なども気付かされることがあります。
その際に「人材紹介会社」などに出向き、専門知識を持つコンサルタントに相談をしながら職務経歴書を作っていくことも転職活動には有効なのでオススメです。



自身が思ってる弱みが実は弱みではない。ということもあるようだし、大事なのは客観的な視点なんだね。



自分が気づかないことでも、他人は見てくれていたりもするので、相談をしながら自身の強みや弱みを整理していくことはとても有効なんだよ。
職務経歴書をどれだけ充実させるかによって、書類選考の通過率ががらっと変わります。
どうしても書き慣れていないと時間がかかる書類ですが、一度仕上げて終えば流用も効くため納得できる書類を作ることをオススメします。
下記は当サイトのまとめ記事になっています。転職初心者が最短期間で実現する方法をイチから順番に解説をしています。ご覧いただくことで、いざ転職を考えた時に「無駄なく、効率的に、誰よりも可能性高く」行えるようになるので必見です。


コメント内容は、丁寧に拝見させていただきます!