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こんにちは、慎です。
40代を迎えてから転職活動を決意した時に、割とスムーズに転職が進むんじゃないかと思っていたりしませんか?
当然、40代であれば「20年ほどの経験」をお持ちだったり、仕事を通じての大小様々な成功体験も積んでいたりしますよね。そして、少しは金銭的にゆとりがあったりするなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
20代〜30代前半で転職活動をしたことがある人であれば、そんな経験を豊富に持っている人材をどこの会社も欲しがっているんじゃないかと思うのは当然ですが、結論40代の転職はそんなに甘くありません。
もちろん、全ての方が当てはまるということはありませんが、今までのようなスムーズさは全くなく、比較的苦労の中で活動を進めることになる人が大半です。
今回の記事では、その理由について解説をし「40代の転職活動には何が必要なのか」をお伝えしたいと思います。
また、具体的な対処方法についても解説をしますので、少しでもスムーズに転職活動を進めることができるようお役立ていただけますと幸いです。
この記事は下記のような方におすすめです!
- 40代での転職活動を決意したものの、活動自体が久々で最近の傾向がわからない人
- 40代での転職活動は比較的スムーズにいくと思っている人
- 40代での転職活動をスムーズに理想通りの着地にするには何が必要なのかを知りたい人
この記事を書いている人
- 人材業界経験17年目
- 転職経験3社
- ブラック企業での勤務経験あり
- 2000名以上の転職相談
- 1000社以上の支援実績
- ド底辺から社長賞受賞まで経験
- 現在は人材紹介に従事
転職経験ゼロの方を中心に、不安を取り除き安心できる転職ノウハウや、会社の「リアル」な側面を余すことなく解説しています。
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公開求人数 | 130,017 | 15,000 | 99,543 | 非公開 | 1,000 | 5,337 | 13,238 | 7,557 | 6,000 | 10,000 | 25,000 | 非公開 | 150 | 非公開 | 2,800 |
非公開求人 | 185,786 | 非公開 | 35,646 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
利用年齢層 | 20代〜50代 | 30代〜50代 | 20代〜40代 | 20代〜40代 | 30代〜40代 | 20代〜30代 | 20代〜30代 | 30代〜40代 | 30代〜50代 | 20代〜30代 | 30代〜40代 | 20代 | 20代 | 40代〜50代 | 20代〜40代 |
求人年収帯 | 400〜650万円 | 500〜1000万円 | 400〜650万円 | 400〜600万円 | 700〜1300万円 | 400〜700万円 | 400〜600万円 | 500〜800万円 | 500〜1000万円 | 400〜600万円 | 500〜1000万円 | 250〜400万円 | 250〜400万円 | 600〜1000万円 | 400〜700万円 |
対象エリア | 全国 | 東京、埼玉、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、 広島、福岡 | 全国 | 全国 | 首都圏 | 首都圏、近畿 | 首都圏 | 首都圏 | 東京、横浜、名古屋、大阪 | 東京、名古屋、大阪、福岡 | 全国 | 東京、横浜、埼玉、千葉、大阪、京都、神戸 | 全国 | 東京、大阪 | 東京、大阪 |
得意な分野 | ALL | 管理系、専門職 | ALL | ITエンジニア、第二新卒 | 外資系企業求人 | ITエンジニア | ITエンジニア | IT、金融系、コンサル、管理部門、マネジメント職 | 管理職、有資格職 | ITエンジニア(経験者) | ALL | ALL | ALL | 管理部門、経営層 | ITエンジニア |
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40代での転職は甘くない。具体的な対策が綿密に求められます
まずはこちらをご覧ください。
BizHitsで実施をした40代の方に対して、転職活動における難易度についてアンケートをした結果になります。
ご覧の通り、40代の方は半数以上が「厳しい」という回答をしています。
その理由は人によって様々ではありますが、下記は転職サービス大手のエン・ジャパン株式会社がまとめた転職中の年団別の悩みについてアンケートを取得したものになります。
ご覧の通り、40代の方は下記の点において苦労をしていることが分かります。
- 書類選考通過
- 求人情報の収集
- 応募書類の作成
このような順番で「難しい」と感じる方が多くなっているのがわかりますが、実際に転職活動をした方が「難しい」と感じることが多くなるのか、その理由について解説をしていきます。
40代で転職活動を始めると、感じる決定的なギャップはこれ
主に、下記の感覚を持って転職活動を始める40代の方がギャップを感じることが多いようです。
- 自分が求める条件に合致をした求人が思ったよりも見つからない
- 過去の経験を活かすために、専門性を活かそうとすると募集がない
- 思った以上に年齢制限を設ける募集が多い
- 過去の経験をうまくまとめて書類に記載できず、魅力的な経歴書を書けず書類が通らない
- 転職の方法を知らずに、求人情報を探す方法も、情報収集もわからなかった
正直、20代前半等々であれば、若さという非常に強い武器を持ちながらの活動となるため、比較的簡単に活動を進めることができます。この「若さ」という武器は思った以上に大きなメリットとして使えます。
ただ、40代になると、この若さというメリットが全く活かせないので、その代わりとなる魅力を徹底的に準備していく必要があります。(若さに変わるメリット提示が難しくほとんどの人が苦労をします)
計画については下記の記事も参考にしてみてください。
若さに変わるメリットというのは、具体的には下記のようなことが挙げられます。
- 培ってきた経験
- 手がけてきた仕事の成果
- 自身を取り巻く人脈
- 仕事に活かせる資格
- すぐに業務に活かせる知識
これらのことですが、資格以外の全てに関しては、形に見えないものですよね。
そのため、面接で伝えきるのが非常に難しく、この部分のアピールできないために、書類選考や面接で通らないと感じる方が多くなります。
次に、このような「形に見えない仕事の成果や経験」などをしっかりと伝えるために何をすべきなのかを解説します。
40代で書類選考、面接で通過をするために何よりも必要なこと
ひとことで言うと、準備が必要ですが、具体的には下記の準備が必要となっています。
- 今までの仕事を振り返り、人と異なる仕事の成果と経験部分の棚卸し
- 今までの経験を具体的にどう活かすのか、具体的なイメージ
- 自身の弱みを限りなく打ち消してゼロに近づけるための情報整理
これらが必要です。
前提として、20代の方ではなく、40代の方の採用をするには企業は下記のリスクを負うことになりますよね?
- 年収や待遇などの処遇面が20代よりも高い
- 成長という伸び代部分が20代と比較をして少ない
- 要職などのポジションを用意した時の組織に対しての影響度
一言でいうと、40代の方は招き入れる組織にとって、即戦力として雇用されます。
そのため、当然ながら高い給与も最初から支払いますし、今までの経験をフルで発揮していただきたいと思って招き入れますよね。
ただ、活躍をしなかった時のダメージは当然ながら20代の方よりも大きくなり、その点大きなリスクを企業は負うようになります。
だからこそ、当然企業は20代の方の採用をするよりも慎重になりますし、細かく経験を把握して判断をする必要がありますよね。そのため、細かな部分まで振り返り、情報をまとめておく必要があります。
裏返しをすると、企業の人事担当者に対して下記のように感じてもらえれば、採用はスムーズに進みます。
- 培ってきた経験が、自社ですぐに活かせそう
- 経験が確かなもので、入社をした後にすぐに活躍いただけそうなイメージがある
- ミスマッチを感じるような点が少ない
- マイナスの特徴がその組織にとって軽微
こう感じさせることができれば、転職をすることは決して難しくありません。
そのため、客観的に見て、この特徴が述べられているかどうかが極めて重要なポイントとなります。
書類選考、面接通過を極めて簡単に行うために、具体的に行うべきこと
まとめとなりますが、前の解説までで、客観的に過去の経験を人事担当者に対して伝え切るということが重要だと解説をしました。
ただ、40代の方になると、当然ながら経験も多くなりがちですし、そもそも今まで当たり前のようにやってきた仕事を棚卸すると言うことは容易ではありませんよね。
そのため、転職活動を失敗したと感じる40代の方がリサーチや比較検討が不足をしていたことで、難しく感じるということが多くなっていることが分かります。
それでは、具体的に何を行えれば、転職活動がスムーズにいくのかを解説していきます。
まず、下記の3点を必ず実行してください。
- 転職エージェントを必ず使う
- 一般的に出回っていない非公開求人をリサーチする
- 比較検討ができるだけの転職期間をゆとりを持って取る
その理由についてひとつひとつ解説をしていきますね。
転職エージェントを使うべき理由
大きな理由は経験部分の「客観性」を判断してくれるからです。
転職エージェントはあなたの経験をヒアリングして、把握したのちに、何を武器として活用できるのかを客観的に判断をしてくれます。
そして、人事担当者に対してどう伝えると好感を持ってもらえるかを熟知しているため、あなたの経験をまとめ、何を端的にまとめるべきかを知っています。
このような点を押さえながら転職活動を行うことができるので、使わない理由はありません。
一般的に出回っていない非公開求人を探す必要がある
求人票には二つ種類が存在をします。
主に、求人広告などで公開をされている「公開求人」と呼ばれるものがひとつです。
もう一つは、一般には公開をされておらず、特定の人にだけ開示をされる非公開求人です。
詳しくは下記の記事で解説をしていますので、ご興味があればご覧ください。
非公開求人となっている理由は下記の通りです。
- 募集人数が若干名のため、極めて限定的に募集をする必要がある
- 募集企業にとって極めて重要なポジションで不特定多数に知られたくない場合
- 給与など特別に良い条件などを提示している場合、募集企業の社員に見られるとまずい場合
こんな理由があります。
このような非公開求人を限定的に対象の方のみに紹介をされることで募集を募るということが人材紹介会社では多く行われています。
これらの非公開求人ではとにかく好条件なものが多数あるため、経験をしっかりと評価してくれる募集が多いのが特徴となり、40代の転職ではこの非公開求人に如何にして巡り会えるかが重要となります。
転職期間にゆとりを持たせる
40代の方の転職をする場合には企業は極めて慎重です。
そのためすぐに合否を出さないことが多いです。
そのため、面接も複数回あったり、多くの人との面談をしたりととにかく時間がかかるのが40代での転職です。
だからこそ、転職期間を短めに設定をして、焦って活動を行おうとすると企業のニーズに合致をすることができず、不採用の連続となってしまったりします。
そうならないためにも、6ヶ月程度の期間を想定して活動を進めていくことで、ゆとりを感じながら転職活動をすることが成功をするためには必要です。
いかがでしたでしょうか。
40代での転職は、とにかく経験を武器にして、面接担当者にしっかりと伝える。ということが何よりも大事です。
これを行うことで、スムーズに転職活動を進めることができるようになりますので、参考ください。
コメント内容は、丁寧に拝見させていただきます!